4月30日に5人で集まり相談したところ、山口達也が自らの口で「TOKIOを辞める」と伝えた。今後のTOKIOについては4人で続けていくとリーダーの城島が説明した。山口達也は辞表を提出し、城島が現在預かっているという。

松岡昌宏は「支えてくれた方、家族、関係社、ファンの方々に申し訳ない」と語り「『TOKIOの席があるなら戻りたい』という甘ったれた意見はどこから産まれるのかと思った。『TOKIOに戻りたい、俺にはTOKIOがある』もし彼にそういう考えがあるなら、そんなTOKIOは1日の早く無くした方が良い」と涙ながらに語った。

長瀬智也さんは「関係者の皆様、差し替え作業なぞ申し訳ございません。お酒のせいにしたりここ（TOKIO）に戻ってきたいという発言も彼の甘さがにじみ出てきている。被害者も特定されないように願いたい」と語った。

国分太一は「正直ここ数日複雑です。今も複雑で話しています。自分がやっている番組で山口達也の会見を何度も見ます。悔しい思い、寂しい思いがします。自分の心の片隅に手を差し伸べてしまいそうです。山口が自分たちの前で辞表を出したとき何がおきたのかわかりませんでした。もしその辞表を受理したとしても山口見捨てることができません。被害者の方とどう向き合って行くのか見続けなければいけません」

・質疑応答

――　山口の飲酒について注意したことは？
城島　現場で酒の臭いがしたり、二日酔いだったりしたことはありました。もっと強く注意すべきだった。
松岡　彼がやるなと言われたことを何度も何度もやってしまう。どうしたらいいのか、正直僕らだけではわからなくて、僕らはアルコール依存症だと思ってました。病院に行ってもアルコール依存症とは出なかったんです。そうやって書いてくれた方が納得いくんですけど。

――　TOKIOとしての方向性が決まってないそうですがどうしていくべきでしょうか？
城島　タレントやらして頂いてるプロとして今やらなくちゃいけない仕事をやっていくべき。

――　事件が隠蔽されてると言われていますが？
城島　事件に関しては本当に我々もしらなかった。本人も事件性について自覚していかなった。隠蔽に関してですが、しようとしてたとは思いません。

――　事件が起きてからも普通に仕事をしていたことについて
国分　自分たちが知ったのは番組収録後に着替えてる際にマネージャーから『こういうことがあった』と報告があって、何が起きているのかわからなかった。直前まで一緒に収録をしていて異変に気付くことが出来なかった。なんとかその前に教えてくれなかったのか。

――　山口さんは先日はTOKIOに戻りたいと言った、その後辞めたいと言いましたがその心境の変化は？
城島　普段は山口はああいうこと言わないタイプなんです。

――　福島の復興にどう取り組む？
城島　言葉が出ずに悔しい。いろんな大自然を知り生産者から教わり、裏切る結果になってしまった。

――　確認なのですが、退職願いというのはTOKIOではなく事務所を辞めるということですか？
城島　はい、事務所に対しての辞職願いでした。

――　ジャニー社長が「『親』としての責任を負いながら“ひと”として成長できるよう支援する」と言ってましたがそれについては？
松岡　僕らをうんでくれた親ですから、そんな親にそんなこと言わせたく無かったです。

――　この一週間何を考えていた？
城島　情報源は会見とスポーツ紙から取っていた。そんな1週間の心労ですが、自分たちのことを伝えなくちゃ行けない人がいた。
松岡　親御さんはどう思っているんだろう、自分が被害者だったら絶対に許さない、こんな情けない先輩を持って本当に情けない。

――　山口がいなくなることで音楽活動ができなくなることについて
長瀬　23年間バンドでやってきました。彼の演奏する音楽がないと形にならない。
国分　去年から25周年について話し合ってきました。ツアーなどもファンの皆様は楽しみにしてきたと思います。今は全て白紙にして音楽活動は考えるのをやめて、向き合えることに向き合って行きます。
城島　元々TOKIOというのは1988年と1999年くらいに私と長瀬がやったバンドです。TOKIOという名前は頂いてたんですけど、当時は仕事も無かったです。今回の件で音楽活動は白紙です。
松岡　去年からアルバム制作、25周年を考えてました。本当に申し訳ございませんでした。

――　今回被害にあわれた方は16歳という若い方です。どういった風に向き合って行くのでしょうか？
城島　こうした会見を行うことも含めてです。家族の方もそっとしておいて欲しいと言われているので、葛藤がありましたが。とにかく会見を開かせてほしいと思いました。

14時から始まった会見は15時半頃に終了した。