2025/12/12 08:41:21

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AI

ChatGPT5.2がリリース 微妙だった5.1を圧倒する性能


Chatgpt5.2
ChatGPT5.2が2025年12月12日の日本時間の4時過ぎ頃に突如リリースされた。Plus以上のユーザーなら既に使用することが可能。
5.0で心が無くなったと言われ、5.1で感情が戻ったと言われたが論理思考にGeminiに負けていた。

そんなChatGPT5.2は、感情と論理的思考、推論を更に向上させたものだ。資料作成からコード記述、画像認識、テキスト生成、プロジェクトに参加しそのプロジェクトの立案なども行える。
スプレッドシートやExcelにおいても、単なる関数提案に留まらず、「なぜその構造が良いのか」「どうすれば将来の運用が楽になるのか」まで踏み込んだ設計提案が可能になっている点は、5.1との明確な差だ。

5.1は「話しやすくなった」が「考える力」は弱かった

正直に言えば、ChatGPT5.1は“微妙”という評価が多かったのも事実だ。
5.0で失われたと言われた感情表現は戻り、会話のトーンや人間らしさは改善された。しかしその一方で、

論理の詰めが甘い

数値・条件整理が弱い

複雑な前提を置いた推論が途中で破綻する

といった場面が目立ち、論理思考や分析力ではGeminiに軍配が上がるという評価が定着していた。

特にビジネス用途――
広告分析、KPI設計、スプレッドシート設計、要件定義などでは
「会話は気持ちいいが、結論が浅い」という印象を持った人も多いだろう。

Geminiは「論理特化」、5.1は「会話特化」

5.1とGeminiを比較すると、性格ははっきり分かれていた。

Gemini

  • 条件整理・論理展開が強い
  • 表・構造化・比較が得意
  • ただし冷たく、融通が利かない

ChatGPT5.1

  • 会話が自然で感情表現が豊か
  • 文章生成は強い
  • ただし論理の一貫性や深掘りは弱い

そのため、「考えるならGemini」「文章を書くならChatGPT」という使い分けをしていたユーザーも多かったはずだ。

ChatGPT5.2で何が変わったのか

ChatGPT5.2は、その二者択一を終わらせに来たモデルと言っていい。

最大の変化は、
👉 論理思考・推論の“粘り”が大幅に強化されたこと。

5.1では途中で崩れていた前提条件や数値関係を、

  • 最後まで保持する
  • 自己矛盾を起こしにくい
  • 前提が変わった場合の再計算・再構築が速い

といった形で処理できるようになっている。

その結果、

  • Gemini並、もしくはそれ以上の論理整理
  • ChatGPTらしい自然な言語表現
  • 感情・共感を保ったまま結論を出す

という、これまで両立しなかった要素が同時に成立している。

 

実務で感じる「5.2は別物」という感覚

実際に使ってみると、5.2は明確に「考えるAI」になっている。

例えば、

  • 広告レポートの課題整理
  • スプレッドシートの構造設計
  • 複数条件を含む業務フローの改善案
  • プロジェクトの立ち上げ・役割分担・WBS作成

これらを投げた際、5.1は“それっぽい答え”だったのに対し、5.2は“実務で使える答え”を返してくる。

しかも、単に正しいだけでなく、

  • 「なぜそう考えたのか」
  • 「他の選択肢は何か」
  • 「将来どう破綻しやすいか」

まで含めて提示してくる点が大きい。

総評:5.2は「Geminiに勝ちに来たChatGPT」

ChatGPT5.2は、

  • 感情表現:5.1以上
  • 論理思考:Gemini級
  • 実務適性:明確に向上

という進化を遂げている。

5.1を使って「結局Geminiの方が仕事はできる」と感じていた人ほど、5.2の変化は分かりやすいだろう。

これは単なるマイナーアップデートではない。
ChatGPTが“会話AI”から“思考するパートナー”へ戻ってきたバージョンだ。

Claude(Anthropic)との比較

Claude はAnthropic社が手掛けるAIで、2025年までに Sonnet・Opus など複数モデル を展開している。
実際のユーザー比較では以下のような評価がある:

  • 長文ライティング や 文章の自然さ・読みやすさ が評価される
  • コード補助・分析・要約性能 に定評がある
  • ユーザーによっては手放せないツールとして愛用されているという声もある(特に長文支援)。

ChatGPT5.2との違い

  • Claude は 日本語の長文作業や継続的分析 に向くという評価がある一方、
  • ChatGPT5.2 は 多用途に使える万能型 かつ ツール統合やプロジェクト全体の牽引 ができるという差がある。

つまり、Claude は 深い文章処理や分析で“集中して使うAI”として強く、ChatGPT5.2 は 文脈理解・論理・作業統合まで幅広く使える“万能アシスタント” といった位置づけだ。

 

ChatGPT5.2が向いている人・オススメできる人

ChatGPT5.2は、万人向けというより「考える必要がある人」向けのモデルだ。
以下に当てはまる人には、5.1よりも明確にオススメできる。

① 思考整理・構造化をAIに任せたい人

  • 頭の中にある情報が多すぎて整理しきれない
  • 条件が複雑で、途中で論理が破綻しがち
  • 「結論までの道筋」を一緒に考えてほしい

こういったケースでは、5.2の推論力が真価を発揮する。
5.1は“話し相手”だったが、5.2は壁打ち相手として成立する

② 数値・条件・前提を扱う業務の人

  • 広告・マーケティング
  • 事業企画
  • 業務改善
  • 分析・レポート作成

これらの業務では、
「前提 → 仮説 → 検証 → 結論」という流れが重要になるが、
5.2はこの流れを途中で崩しにくい。

Geminiに近い論理力を持ちながら、日本語での説明やニュアンス理解はChatGPTのまま、という点が大きい。

③ 「AIに考えさせたい」人

文章生成だけでなく、

  • 案を複数出させたい
  • 比較させたい
  • どこが弱点か指摘させたい

といった思考プロセスそのものを外注したい人にとって、5.2は現時点で最適解に近い。

逆に、「短文回答だけほしい」「雑談メイン」という用途なら、正直5.1でも十分だ。

業務別評価:ChatGPT5.2はどこまで使えるか

マーケティング業務:★★★★★(かなり強い)

マーケティング分野では、5.2は明確に進化している。

  • 広告数値の整理
  • CPA・ROASの比較
  • ボトルネック分析
  • 改善施策の優先順位付け

これらを投げた際、
5.1では表面的だった分析が、5.2では構造的に整理される

特に良いのは、

  • 数字の大小だけで判断しない
  • 時期・前提・母数を考慮する
  • 「今やるべきこと」と「様子見」を分ける

といった、実務感覚に近い判断をする点だ。

Geminiは正確だが冷たく、5.2は「現場でどう動くか」まで落とし込んでくる。
この差は大きい。

開発・コード記述:★★★★☆(安定して実用)

コード生成自体は、5.1でも一定水準にあった。
5.2で変わったのは、

  • コード全体の構造説明
  • 保守・拡張前提の設計視点
  • 「なぜこう書くか」の説明力

特に、

  • JavaScript
  • GAS
  • Python
  • フロントエンド構成

などでは、単なる動くコードではなく、運用を意識したコードを出してくる。

Geminiの方が厳密な場面もあるが、「説明を読みながら理解したい人」には5.2の方が向いている。

企画・プロジェクト立案:★★★★★(かなり優秀)

5.2が最も真価を発揮するのがこの領域だ。

  • 新規企画のたたき案
  • プロジェクトの目的整理
  • スコープ定義
  • 役割分担・WBS作成
  • リスク洗い出し

これらをまとめて投げると、
5.2はプロジェクトマネージャー的な視点で整理してくる。

5.1では曖昧だった部分が、

  • 何が未定義か
  • どこがリスクか
  • 次に決めるべきことは何か

として明確になる点は大きな進化だ。

総合評価:5.2は「仕事で使えるChatGPT」

ChatGPT5.2は、

  • 書くAI
  • 話すAI

という枠を超えて、「一緒に考えるAI」になったと評価していい。

5.1で物足りなさを感じていた人、
Geminiと併用していた人ほど、
「これ1本でいいかもしれない」と感じる可能性は高い。

少なくとも、「ChatGPTは論理が弱い」という評価は、5.2では当てはまらない

ChatGPT5.0や5.1の性能を見てGeminiに移行してしまった人も多いだろう(中にはNanobananaPro目的で移行した人もいるだろうが)。

そんな人はChatGPTに戻ってきてほしいのだが、そうこうしている内にGeminiも更なるバージョンアップを行い進化を行うだろう。
私はそんなときのためにChatGPTとGeminiの両方を契約しているが・・・。

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