X

東京五輪のエンブレム盗用疑惑の佐野研二郎が会見 「全く似てないと思いました」



東京五輪のエンブレムに採用された佐野研二郎氏のデザイン。しかしこのデザインがベルギーのリエージュ劇場のロゴに類似していると指摘があった。それを指摘したのはフランスのデザイン会社Studio Debieでベルギーのリエージュ劇場のデザインを担当した会社である。
Studio Debieは自社のFacebookで比較画像を公開し指摘。フォントもデザインもそのままだとしている。

そんな佐野研二郎氏が本日10時から会見を行った。佐野研二郎氏は盗用元と言われているリエージュ劇場のロゴは見たこともなく知らないとしている。

佐野研二郎氏は「私のキャリアの集大成です」としており、盗用事態は事実無根とコメントし、力を合わせて真にオリジナルな物が出来たと説明。
次に使われたフォントの説明を行い、Didot、Bodoniというフォントが多く使われているとした。その中でTの中に日の丸が出来るのではないかと思い出来たのが東京五輪のエンブレム。

またエンブレムはA~Zまでのアルファベットが存在するように展開できるとも説明。いわゆる文字の拡張性があるということだ。

質疑応答

―― 評価なんですがご自身が見ても似ていると思うのでしょうか? また似ている物が存在するのかデザインの世界では確認するのでしょうか。
佐野 全く似てないと思いました。通常の仕事ですと調べるんですけど、世界中の印刷物を調べるのは無理。

―― こういう騒動が起きてからどういうお気持ちで過ごしましたか?
佐野 ニューヨークの事務所で耳にしました。オリンピックのエンブレムを作るのが夢だった。その矢先にこの騒動でショックで辛いなと思いました。私はベルギーに行ったことも無いですし見たことも無いです。

―― 組織委員会に聞きたいのですが、ベルギーの劇場は商標登録をしていないですが、法的な手段に出てきたらどうするんですか?
槙 デザインのオリジナリティを説明していく。部分が似ているかどうかではなく全体が似ているかどうかです。

―― 書簡の中身について詳しく教えてほしいのですが。
槙 書簡はIOCとJOCを通じており中身は開示できないことになっています。

―― ベルギーの劇場のデザイナはロゴを『Pinterest』に公開していたらしいですが、佐野さんは『Pinterest』を見ていたのでは無いでしょうか?
佐野 見ていません。徹夜でロゴを作っていたのでそのようなことをしている時間もありませんでした。

―― 似ているというのはネットでも話題になっており、オリジナリティという点が無く指摘されていますが。
佐野 そこはなんら問題無いと思っております。一部分だけ取り出して見たら別ですが、全体を見て貰えば。

―― 先ほど佐野さんは真のオリジナルの物が出来たとおっしゃってましたが、結果としてこのような状態になってしまいましたが。
佐野 非常に残念で寂しい。ただ私の理念としてはなんの損傷も無い。おちこむという時もあったけど、ゼロから作った物なので。

―― 過去の作品についても似ていると指摘があるのですが、デザイナーとしてクリエイターとしてそのような指摘があることについて。
佐野 そのような声があるとしたら残念。一切そのようなことはありません。ただ影響されることはあると思います。全くのゼロというわけでない。

―― その基本デザインはコンペに提出したそのものなのか、やりとりがあって微修正があったのか教えてください。
佐野 コンペは1デザインと決まっていて、ここをこうした方が良いのじゃ無いかとブラッシュアップした。

―― 今回のベルギーの問題とは別でスペイン(バルセロナ)とも似ていると指摘されています。
佐野 スペインのデザインも報道を通じて初めて知りました。

―― 今日の説明を伺っていると、思いが良く分かるのですが、一般の人々がどう感じるかが大事だと思います。似ているという評価をしてしまっている。その間もこのエンブレムについてしまっていることについて。
佐野 今日の説明をもって分かって頂けると思っております。

―― 佐野さんの思いは十分に分かりますがFacebookやTwitterが閉じられていたが。
佐野 TwitterやFacebookは5月時点で閉じていた。またMr_design_tweetは乗っ取りであり私がやってるものではありません。

以上の様に会見が進められ、盗用は一切認めなかった。組織委員会はベルギーの劇場が商標を取っていなかったので問題無いとしているが、物言いがついたエンブレムを今後も使い続け訴訟になるのと、新たにエンブレムを作るのとどっちが良いか天秤に掛けたらわかるだろう。

ゴゴ通信への広告についての問い合わせはこちら

コメントを見る (18)