【中国】白血病で苦しむ幼い娘のためにピカチュウの着ぐるみを着て助けを訴える

【簡単に説明すると】
・白血病で苦しむ娘を助ける父親
・ピカチュウの着ぐるみを着て毎日駅に
・事情を聞いた人からお金が集まりこれまで25万円寄付

4月8日、白血病で苦しんでいる娘のために毎日地下鉄の駅に足を運ぶ父親が話題になっている。

中国四川省成都市の地下鉄駅で、ピカチュウの着ぐるみをかぶった男性が事情を訴えた。この男性の名は劉油後（Liu Yuehu、24）で、最愛の妻と結婚し2015年に愛娘の有円（Yu Yan）がうまれた。

幼い娘と幸せな日々を送っていた父親だが、このあと悲劇を経験することになる。

娘が高熱を訴え病院で診断したところ、急性リンパ性白血病と診断された。娘が毎日苦痛にあっているのを見ているのも大変だったが、父親は信じられないほどの治療費に愕然とした。治療費は毎日5万円ほど掛かり、既に270万円使った父親は貯蓄まで使い果たしてしまった。親戚からもお金を借りたが手段が無くなってしまった。

そんな父親は藁をも縋る思いで行動にでた。ポケットモンスターの人気キャラクター、ピカチュウの着ぐるみを着た父親は毎日成都駅で多くの人々に娘の病気を訴えている。
昼食はコンビニで売っている安いパンを食べ、人々の前に立つ恥すら忘れてしまった。

父親は「お金を下さい」と直接言わず、事情を知った多くの人が写真を買ってくれたおかげで、これまでに21万円を集めることができた。これでも治療費にしたら数日分である。

事情を知ったメディアは「幼い子を助けようとする父親の事情」「私達の小さな助けが家族を生かすことができる」と助けを促した。