【簡単に説明すると】
・北朝鮮で人気のスマホ『平壌』
・かなり低スペックでアプリの追加ができない
・起動時に朝鮮民謡『アリラン』が流れる
北朝鮮にはスマホが存在するのだろうか? そんな疑問が生じるだろうが、実は北朝鮮にも国産スマホが存在する。
若者の間で「タッチフォン」と呼ばれているスマートフォンが存在する。そのスマートフォンは『平壌』という名前で、北朝鮮が独自に設計、生産した携帯電話。
外見上は普通のスマートフォンだが、スペックが他国のスマートフォンと比べるとかなり貧弱である。
この『平壌』は2015年頃から北朝鮮の市民の間で人気を集めており、簡単に様々な機能を楽しむ事ができる。ネット閲覧、写真撮影、動画再生、電子ブックなど一通りの機能は搭載している。
・カメラのとディスプレイに問題
しかしカメラの性能がかなり悪いと使用者は不満を漏らす。最低限の機能であるオートフォーカスや顔認証、フィルタ機能はある物の、画質が低すぎるのだという。
またカメラの性能だけでなく、ディスプレイの解像度もかなり低く、文字が読みづらいという。現在はフルHDやそれ以上の解像度が当たり前となっている。しかし調べてみたところ、『平壌』解像度は720×1280と一応HD解像度なようだ。これは解像度の問題では無くディスプレイそのものの品質に問題があると言っていいだろう。
更にディスプレイのタッチ操作の反応も鈍いと漏らしている。
・アプリの追加が不可能
そして最大の欠点が、購入時にインストールされているアプリ意外に追加でインストールすることが出来ない点だ。
つまりゲームやその他の便利なアプリは一切入手できない。
・国外通信不可能
またインターネットも国外へは通信不可能で、北朝鮮内のみの通信となる。これはスマートフォンに限らず、北朝鮮のインターネットが国内イントラネット状態になっているのが原因だ(一部政府や幹部、報道機関は国外へアクセス可能)。
しかし有り難いことに朝鮮民謡の『アリラン』をいつでも聞くことができるのだ。バッテリー容量だけは自慢できるようで4000mAhを搭載している。起動時も『アリラン』が流れスキップすることは出来ない。
基本的なスペックは次の通りで、スペックの数字上はそこまで酷くはないようだ。
・CPU:クアッドコアMT6580
・RAM:2GB
・ストレージ:16GB
・ディスプレイ:5インチディスプレイ 720 * 1280の解像度
・カメラ:前面500万画素、背面800万画素
・重さ:199グラム
・バッテリー:4000mAh
過去にはサムジョンというメーカーが北朝鮮国内で独自のタブレットとスマートフォンを販売していた。それも同様に起動時に『アリラン』が流れた。
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OEMに決まってんだろ。記事書いたやつバカじゃねーの?(笑)