【簡単に説明すると】
・結合双生児のイルカが発見される
・生まれたばかりと確認される
・イルカを捕獲することは違法なため研究者に見せる前に海に戻した
オランダの海岸で世界初の結合双生児のイルカが発見された。5月末にオランダのホランド港沖で漁をしていた漁師の網に結合双生児のイルカがかかったのだ。
イルカは既に死んでいる状態で、イルカを捕獲することは違法であるために漁師達は写真を撮影したあとに再び海に戻した。
その後、漁師はロッテルダムのエラスムス大学の研究者らにこの写真を送った。研究者たちは驚き同時に残念がった。その理由は結合双生児を写真でしか確認できなかったからである。
しかし、研究者たちは写真を通じて多くの情報を明らかにすることができた。写真を分析したところ、ネズミイルカの尾が堅くなっておらず、死んだばかりの状態だと判明。
また口の近くに付いている毛や背びれなどから生まれたばかりだとも推測。
アーウィンコムパンジェ教授は「海に住む哺乳類は陸の哺乳類とは異なる。クジラ目の動物が結合双生児として耐えるのは難しい」とした。
さらに「現在知られている海洋生物の結合双生児の事例は10ほどしかない。海で結合双生児を見つけることは砂漠から針を見つけるようなもの」と残念そうに語った。