【簡単に説明すると】
・液体窒素菓子を食べた少年が倒れる
・液体窒素が体内に入り込み胃に穴があく
・過去にアメリカでも事例が
液体窒素が含まれたお菓子を食べた12歳の少年の胃に穴があくという事故が発生した。
1日、韓国の天安(チョナン)市のウォーターパークにて12歳の小学生が液体窒素菓子を購入し食べたところすぐに倒れた。このお菓子はカップに入れられたお菓子に液体窒素を注いだもので、食べると鼻や口から煙が出ることから「ヤンガリー菓子」と呼ばれる(※1)。
少年は液体窒素を飲み込んだと推測される。気体ではなく液状の窒素は人体に致命的だと専門家は警告する。
少年は病院に搬送され、胃に5センチの穴があき、手術を受けた。現在も集中治療室で治療を受けている。
この事故が報道されたあと、液体窒素菓子の材料である「窒素」に対する警戒心が高まっている。
・過去にも似たような事例が
過去にも似たような事故が起きている。2008年8月、アメリカニュージャージー州、プリンストン大学の化学実験室が液体窒素による事故が発生。
当時、学生は液体窒素を用いてアイスクリームを作る実験をしていおり、液体窒素アイスクリームを食べたところ、液体窒素が体内に入り内臓が破裂した。氷点下196度の液体窒素をそのまま飲み込み内臓が損傷した。
※1 ヤンガリーとか韓国の映画『ヤンガリー』シリーズに登場する架空の怪獣。ゴジラを意識して作られたもの。