今回の事件で、妻Aさんを失った夫Bさんは、信じられない事実を知る事になった。7月10日、友達の家に行ってくると言い外出したAさんが、2日後に冷たい死体となり戻ってきたのだ。結婚7年目、恋愛期間3年。彼が知る妻は極端な人生の選択をするような人物ではなかった。

有名女子大を卒業し、まともな企業に務め、Aさんは家の中でも良妻だった。アメリカで事業しているというAさんの母は、平凡な会社員のBさんが一生乗ることができない外車と新都市の高級マンションを用意してくれた。さらに、Aさんは財テクの素質があり、結婚7年にして70坪台の高級住宅まで用意することができた。

AさんはBさんの会社の同僚ともよく交流し、子供と夫の実家に惜しみなく招待した。また、ブランドバッグを全く持たない質素な女性でもあった。

・妻の経歴から家族まで全てが嘘

「結婚は1度だけうまくいった。許して欲しい」という遺書を残し突然自殺した。
妻の葬儀で夫はとんでもない事実を知ってしまう。

家の所有者と名乗る人物が訪ねてきて、8ヶ月分の家賃を払えと通知してきたのだ。車も業者から借りた車だったことが判明。Aさんが知人を騙し、投資金を受け取っていたという事実も明らかになった。その被害者の中にはBさんの同僚もいた。

さらに衝撃的なのは、職場、家族関係など10年に渡って付き合ってきた妻に関する情報が全部嘘だったということだ。アメリカで事業をしているという妻の母親は役割代行業者を使った「偽の母」だったことも判明。本当の両親はずっとソウルで生活し、娘が結婚したという事実さえ知らなかった。

妻がいなくなってしまったあと、Bさんと7歳、5歳の子供2人は8月1日の朝に家を追い出されてしまったという。

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