【簡単に説明すると】
・フジの『とくダネ!』が「8時までにご返答が無い場合使用する」とツイート
・実際に報道で使用する
・これは問題なのか?
フジテレビの報道番組『とくダネ!』が、滋賀の姉川氾濫の映像をTwitterが投稿されているのを投稿者に「使用させて欲しい」とリプライでお願いし騒動になっている。
そのリプライの内容が「午前7時30分までにご連絡を取らせていただけないでしょうか?また、午前8時の放送までにご返答がない場合、上記の理由により使用させていただきたく存じます。放送させていただいた場合は、追って当方よりご連絡いたしますので何卒ご理解のほど、お願い申し上げます」と時間指定付きで返事が無い場合は使用させて貰うというないよう。
投稿者は11時30分頃にこのリプライに気づき、またDMが来ていたことも明かす。どうやらその時間帯は仕事で返信できなかったようだ。
この『とくダネ!』のツイートにネット上では相変わらずのフジ叩きが始まっており「マスゴミほんとひで」「とくだねという番組?をYouTubeにアップしていいですか?」「このクソリプを拡散していいですか?」などのTwitterでのツイートのほかにネット掲示板でも袋だたき状態。
・『とくダネ!』の動画使用は問題ない?
『とくダネ!』の取った行動は軽率だったのか? 『とくダネ!』は報道と公益性のためと主張し、中には「著作権法で引用は認められている」と擁護する者もごく僅かであるが現れている。引用の要項を確認してみると次のように書かれている。
“引用は権利者に無断で行われるもので、法(日本では著作権法第32条)で認められた合法な行為であり、権利者は引用を拒否することはできない。権利者が拒否できるのは、著作権法の引用の要件を満たさない違法な無断転載等に限られる。”
これをかみ砕いて分かりやすく説明すると、『とくダネ!』は台風報道のために権利者(動画投稿者)の動画を引用し使用するため要件に当てはまる。番組トップから台風の特集が行われ、この投稿者以外にも一般人撮影の映像が多く放送された。8時16分に例の動画が放送され、その中で「視聴者撮影」として提供元を表示。
『とくダネ!』がわざわざ投稿者に確認を行ったのは、問題を起こさないために事前確認の連絡を念のために入れたのだと思われる。しかし今回問題となったのは使ったことそのものではなく、確認の取り方だったのではないだろうか「午前8時の放送までにご返答がない場合、上記の理由により使用させていただきたく存じます」という投稿が周りの人の怒りを買ったのだと思われる。