【簡単に説明すると】
・アメリカで99年ぶりに皆既日食
・オレゴン州など一部の地域で最大2分40分見れる
・あまりの見たさに100万人が田舎に集結
アメリカで、今99年ぶりの皆既日食が見れると大騒ぎになっている。皆既日食が始まると予想されているのは現地時間で、21日の午前10時15分(日本時間の22時午前2時15分頃)となっている。
NASAは月が太陽を完全に覆う皆既日食がアメリカ太平洋西部のオレゴン州から開始されると20日に発表。
オレゴン州から見ることができる皆既日食はアイダホ、ワイオミング州、カンザス州、ミズーリ州、イリノイ州、ケンタッキー州、テネシー州、ジョージア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州の12の州を通過。最後のサウスカロライナ州で皆既日食が観測されるのは21日午後2時47分となっている。
皆既日食が観測できる時間は地域によって異なるが、最大で2分40分見ることができる。
アメリカで最後に皆既日食が観測されたのは1918年6月8日、ワシントン州とフロリダ州で99年以上前。
実際に皆既日食を一目見ようと、アメリカでは特殊ゴーグルを付けた人達が上を向いている姿が目撃された。オレゴン州には皆既日食見たさに100万人を越える観光客が集まったという。特にオレゴン州は雲がほとんどなく、皆既日食を見るのに最適なため田舎のマドレス村にも10万人が集まった。ちなみにこの村の総人口は6200人である。
日本では次に皆既日食を見れるのは2035年9月2日。日本では頻繁に見られていそうなイメージだが、実は金環日食と混同しているためである。