【簡単に説明すると】
・兵庫県の警察が勝手に横断歩道や標識を設置
・住民から要望があったが公安委員会への決裁はせず
・工事費用170万円も未払い
兵庫県相生市に設置された横断歩道や標識が無断で設置されたものだとわかった。9箇所などに横断歩道や道路標示・標識を設置していたが、公安委員会に無断だったことが判明し、兵庫県警相生署交通課の男性巡査部長(56)を書類送検。
この横断歩道や標識は住民から必要だと要請があったものだが、手続きするのが面倒という理由で決裁文書を偽造して業者に発注し設置。男性巡査部長は2015年夏頃から今年の春にかけて、住民から要望があった横断歩道や標識を正式な手続きを取らずに設置。
業者には「県警の会計課にも承諾を得ている」と嘘を言い、また170万円の工事も未払いとなっている。巡査部長は1か月の停職処分となっているが、依願退職したという。
設置された横断歩道や標識は今後使用され正式な手続きを取るという。