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1708年に作られた2300万円の楽器 飛行機に預けたら粉砕して出てくる 航空会社「我々に責任はない」



【簡単に説明すると】
・1708年に作られた2300万円の楽器
・飛行機に預けたら粉砕して出てきた
・航空会社側は責任がないと主張



有名ミュージシャンが1708年に制作したとされる価値ある楽器を飛行機に預けたところ、粉々になってしまい所有者は怒りを露わにしている。

1月10日、ブラジル出身でイスラエルで活動中の音楽家ミルナ・ヘルツォーク(Myrna Herzog・66)がこの出来事を語った。

ヘルツォークは3日のコンサートを終えて、ブラジルのリオデジャネイロからイスラエルのデル・アビブに戻るためにアリタリア航空に搭乗した。

搭乗前に所有していた楽器「ヴィオラ・ダ・ガンバ(viola da gamba)」を荷物に預けた。この楽器は最も希少な楽器の1つで、オークションで21万2000ドル(約2360万円)を超えると言われている。

本来は楽器を持って乗ろうとしたのだが、飛行機が満席なためそれが出来なかった。結局ヘルツォークは「取扱注意」のシールを貼ってくれと要請し楽器を預けた。

デル・アビブに到着後、ヘルツォークは荷物受取所で楽器を待っていたが、一向に出てこなかった。スタッフに尋ねてみると「物が破損したかも」という回答が返って来たという。
結局スタッフが持ってきた楽器はボロボロの状態で、中だけでなくハードケースまでも粉砕していた。しかし航空会社側は責任がないと主張。

ヘルツォークはこの悔しさを写真と共にFacebookに1月3日と5日に2回に分けて投稿。彼女は「約40年間様々な国で公演をしてきた。ほとんどの機内には楽器を持って乗ることができて、そうで無い場合は注意深く預かってくれて大きな問題はなかった」と投稿。その投稿は5万7000回以上共有され、複数のメディアが報じた。

騒動が大きくなると航空会社は「私達はヘルツォークに余分な席を提供しようとしたが、彼女は拒否した。規定に基づいて補償手続きを進める」と声明を公開。しかしヘルツォークは「席を提供してくれたことなんて無かった」と反論している。

この問題のヴィオラ・ダ・ガンバという楽器はチェロに非常に似ており、大きさも弾き方もチェロに似ている。ヴァイオリン、ヴァオラ、チェロよりも先に出来た楽器で歴史が古いが、18世紀後半になると廃れて使われなくなってしまった。


コメントを見る (8)

  • アリタリア航空?まだ潰れてなかったんか・・・
    税金投入でヌクヌクしながらストライキしまくって借金垂れ流しで聳え立つ●の高さに慄いてついに国も匙を投げようとしていたんじゃなかったっけ?

  • 海外の航空会社は基本、荷物を雑に扱う傾向が強い。
    割れ物注意とか天地無用のシールがあっても平気で投げたり蹴って移動させたりする。

  • 航空会社的にはおそらく中身を盗む為に無理矢理開けたんだろうね
    楽器のハードケースを密輸に使う事は多いそうだから、金目の物だと思ったんだろうね

    以前イタリア人がアリタリアに荷物預ける場合は信用しないって言ってたよw

  • あーこの傷俺倉庫でフォークマンやってた時やったことあるわw
    目測誤ってのフォーク突き刺しだよこれ

  • ここで逆に元々壊れていた物を機内に持ち込んだという発想が出来る人間こそが最後に勝者となるだろう