【簡単に説明すると】
・炎上中のキム・ボルムが銀メダル
・会場で客席に向かって土下座
・韓国ではまだ許されていない
韓国の女子スピードスケート選手、キム・ボルム(25)がマススタート種目で2位となり銀メダルを獲得。その後太極旗をスケートリンクに置き、涙しながら客席に向かって土下座する場面がみられた。
・パシュートで仲間を置いてきぼり
これはパシュートにてキム・ボルム選手ともう1人の選手パク・ジウが、ノ・ソンヨンを置き去りにしてゴール。先行していたキム・ボルム選手らは遅れた選手を笑って居る場面も見られた。
そもそもパシュートは誰か1人がゴールすれば良いという競技ではなく、3人目がゴールしないと記録とならない。3人で風の抵抗を避けながら交代しつつお互いの体力の負担を軽減し協力する競技。
これが全く出来ず、1人を置き去りにし、置き去りにされた選手はいじめにあっていたのではないかと疑惑さえ浮上した。
・インタビューで仲間を悪者に
競技後のキム・ボルム選手のインタビューでは「最後にちょっと私達とノ・ソンヨンとの差が広がり惜しい記録となった」と敗因をノ・ソンヨンのせいにして炎上は激化。その後、泣いているノ・ソンヨンとそれを慰めるコーチを置いてキム・ボルムとパク・ジウは会場から出て行ってしまった。その場面がテレビに映されてしまったから大変。
それを見ていた韓国市民が激怒。ネットを中心に大炎上し、大統領府にはキム・ボルムの代表権剥奪を求める請願が1日で20万件、現在までに50万件集まり次第に炎上は激化。
キム・ボルムは2日後に騒動を収拾させるために謝罪を行うが「意思疎通ができなかった」と涙を流し説明。しかしこの場でノ・ソンヨンに対して謝罪しなかったことにより更なる炎上となった。そればかりか、キム・ボルム選手とスポンサー契約している韓国のアウトドアブランド「NEPA(ネパ)」にも不買運動が行われた。それが効いたのか、NEPA側はキム・ボルムと今月でスポンサー契約を解除すると発表。
・キム・ボルムはマススタート競技で2位に
そんな渦中のキム・ボルムは2月24日のマススタート競技で2位となり銀メダルを獲得した。しかし顔は曇っており、太極旗を受け取ったあとに客席側に行きウィニングランを行うとおもいきや、その場で膝をつき土下座を行った。まるで今までの行為を許してくれと言わんばかりの謝罪である。
その後のメダル授与式でも顔は曇っており笑顔は一切見せなかった。
未だにキム・ボルムは許されておらず、炎上は続いている。
同じスピードスケート選手でもキム・サンファの様に堂々と戦い称賛される人もいれば、キム・ボルムのように銀メダルを獲得しても喜ばれない人もいるようだ。