【簡単に説明すると】
・リアル過ぎるオープンワールドゲームが話題
・セーブすら自由にできない
・戦闘システムも独特
オープンワールドゲームといえば『Skyrim』や『ウィッチャー3』、そして『ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド』など数々の名作が生まれてきたが、ここにきて更に名作ゲームが登場しそうな予感である。
その名も『Kingdom Come: Deliverance』というゲーム。チェコのWarhorse Studiosが開発した中世を舞台にしたゲーム。Cryエンジンを使用しておりグラフィックは抜群に綺麗だ。開発も4年ほど掛けたという。
開発をしたものの、販売してくれる会社が無かったためクラウドファンディングにて発売までこぎつけたという作品だ。もちろん日本語化はされておらず、いつされるのかすら怪しい。ただPC版は日本語かMODが既に出ているのでそれを導入すればあるインターフェイスやセリフが程度は日本語字幕になる。
PC版、PS4版、Xbox One版が既にリリースされており口コミでその面白さと独特のシステムが話題になっている。
このゲームはほかのゲームにあるように主人公ヘンリーは選ばれた者で特殊能力を持つということは一切無い。鍛冶屋の息子で悪さばかりするぐうたら者。母親に起こされる場面からゲームは開始し、そのお母さんへの返事により初期ステータスが決定される。ほかのゲームにあるようなキャラクタークリエイトは無く主人公の顔の変更はできない。
このゲームは基本的に一人称視点となるが、イベント時や会話時は主人公のやる気のない顔を拝むことが出来る。本当に何も特徴のなさそうな青年である。
・リアル過ぎるその内容
で、このゲームの特徴となるのがそのリアルさだ。主人公は腹が減り、空腹になるとそれを訴えだす。ハイドライド3のように何か食べないとスタミナに影響するのだ。
『Skyrim』にあったように窃盗も可能で、また他人の家や部屋に勝手に入るのは御法度である。勝手に侵入すると「シークレッドゾーンに侵入しています」と警告が出て、兵士や村人に見つかるとご用となる。
セーブシステムも独特で果実酒を使いセーブを行う。オープンワールドゲームなのにいつでもセーブを出来ないというこの煩わしさ。
敵との戦闘で返り血を浴びると村人が避けてしまい、また会話も上手くいかなくなる。汚れた鎧や服は洗えってことだ。そればかりか、兜をかぶると視界が狭くなるというリアルさ。甲冑の兜ごしから見るとこんなに視界がせまく感じるのだろう。
まだ記者はプレイ序盤であるが、主人公はとあることで村から逃げる羽目になり別の城にかくまってもらう。何があって逃げる羽目になったのかは書けないが、人対人の戦いなのは確かである。なにぶんこのゲームはドラゴンや魔法という物は出てこない。
ただリアルリアル志向だからと行ってファストトラベルが無いわけではない。一度行った拠点にはファストトラベルで即移動が可能で、また時間の経過も早送りが可能。
戦闘システムは慣れが必要で。攻撃する方向をRスティックで選択肢、Rボタン(弱)かRトリガー(強)で攻撃する。ガードはLボタンで行い、敵の攻撃を見きってガードしつつスキを見て攻撃するという感じだ。
チュートリアルの剣術もまともに教えてくれないので、実践で習うしかないだろう。
・要求スペックが高い
ただ最新スペックのPCでもガクツクくらい重たい。フレームレートが安定しないというわけではなく、頻繁に読み込みが発生する。村人と話す前に長い読み込み、イベントの途中に読み込みが発生しイベントがストップと行った具合だ。このままではストレスMAXである。これは不具合なのか不明であるが今後のパッチにより修正されることを願う。
なにぶんリアル志向なゲームなため、それを解決するMODも既に沢山配布されている。一番重宝するのがいつでもセーブ出来るようになるMODだ。さすがにセーブばかりはいつでもさせて欲しいところだ。
ほかにも便利なMODが沢山配布されており各自探して欲しい。
私もまだまだ序盤なのでこれからやりこみたいと思う。PC版を遊びたい人はSteamで購入が可能。
Kingdom Come: Deliverance公式サイト