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韓国がF1グランプリ組織委員会を解散 開催しない場合は違約金50億円が発生


2010年から開催されている韓国F1グランプリ。韓国の全羅南道・霊岩(ヨンアン)に韓国インターナショナルサーキットを建設するも、そのサーキットは完成前から不安要素ばかりが浮き彫りになった。

客席を工事中のクレーン車が倒れるなんてのは良い方で、サーキット凹凸や亀裂などが指摘された。数百キロの速度でそのコースを走るので数センチの凹凸や亀裂も大問題となる。実際に走行した際は芝が剥がれて車に絡みつくなどのトラブルも起きた。

そんな韓国F1グランプリを開催している組織委員会が解散することになった。

元々韓国F1グランプリは韓国オートバレー・オペレーション(KAVO)が開催していたが、2012年にその開催権を組織委員会に譲渡。組織委員会そのものは2009年から存在していたが、2012年と2013年は韓国F1グランプリ組織委員会での開催となった。KAVOが譲渡したのは2000億ウォン(200億円)近い累計赤字が理由。しかしこの韓国F1グランプリ組織委員会も解散の流れとなる。組織委員会解散の理由は巨額な赤字損失である。

2015年はこのままでは韓国F1グランプリは開催は無さそうだ。今年解散しない場合は約50億4000万円の違約金が発生する。ただ、この組織委員会が解散し支払い元が存在しなくなれば違約金も支払われるか怪しいところだ。過去にWRCで違約金を支払わなかった過去があるだけに今回はしっかりと支払っていただきたい。

韓国ではソウルに市街コースを作る計画で2016年に完成させるとしている。このソウルの市街地コースもKAVOとは無関係だとしている。

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