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【恒例行事】メキシコで「誘拐犯はこいつだ」と誤報がSNSで拡散 冤罪の男性2人が市民により燃やされ殺される



【簡単に説明すると】
・メキシコで誤報が拡散し無関係の男性2人が燃やされる
・群衆100人があつまり暴行
・SNSにより連続児童誘拐犯の犯人に決めつけられた



メキシコでSNSを介して拡散した誤情報が原因で罪もない男性が火あぶりにされて命を落とすというとんでもない事件が起きた。

8月29日、メキシコ中部のプエブラにて児童誘拐犯と間違われた男性が、市民により攻撃されまた火あぶりにされた。

この日死んだ男性はリカルド・フローレス(21)と彼の叔父であるアルベルト・フローレス(43)。男性に暴行を行い火あぶりにした挙げ句に殺してしまった市民は警察署に連行された。

当時警察署の外に数十人の市民がいた。この数名が警察に彼らが最近行われた児童誘拐事件の犯人であるのかと尋ねた。警察は、彼らが子供の誘拐犯ではなく、別の事件の軽犯罪を犯しただけと述べた。

しかし、SNSメッセンジャーである『Wat’s App』を介して、彼らが連続児童誘拐犯だという誤情報が拡散してしまったのだ。当時メキシコでは、4歳、8歳、14歳の子供が連続して行方不明なり、このうち数名は、臓器の一部が除去された状態で死亡していた。これにとり児童誘拐犯に対する検挙への熱い世論の要求が挙がっていた。

最終的には誤った情報に数百人の群衆が集まり、市民らは警察署に集まった。怒っている群衆はリカルドとアルベルトを取り囲み殴る蹴るの暴行を加え、体に油をかけた後、火をつけた。現地メディアによると、リカルドは暴行により既に死亡しており、叔父アルベルトは、体に火がついてもまだ生きていたことが分かった。

またほとんどの群衆は男性らが暴行され燃える光景をスマートフォンで撮影して大喜びしていたという。

死亡したこれらの遺体は2時間ほど放置された後に地元の検察によって収束された。死亡した男性らの家族は、現場に行き遺体を確認した後、群衆に向かって泣き叫んだという。アルベルト・フローレスは妻子がおり、子供はまだ幼い。

事件が起きた警察署近くのタクシー乗り場で勤務する運転者カルロス・フエンテスは「燃える煙の柱は、町のどこからでも見ることができた。最も恐ろしいことが起こった」と話し当時の状況を伝えた。

現地当局は事故直後、5人を殺人容疑で起訴した後、4人を追加で起訴した。実は群衆の大勢が撮影していた動画や写真が暴行した犯人の決め手となったようだ。

結局、連続児童誘拐犯はまだ捕まっていない状態だ。

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