【簡単に説明すると】
・アップルストアで盗難事件が発生
・従業員や警備員は何もせず見ているだけ
・その理由は?
米国カリフォルニア州ウォルナットクリークのアップルストアで盗難事件が発生。
この日、フードを被った2人の男性が店内に入ってきて、陳列されていたアップル製品を窃盗。
当時の店舗の中には20人以上の人がおり、その中にはアップルストアの従業員と警備員もいた。しかし誰も泥棒を制止しようとはしなかった。
泥棒はチャンスとばかりに展示されていたテーブルの上の製品を一斉に抱え、その被害額は300万円をこえた。
では、なぜ従業員は、目の前で泥棒が製品を盗んでいるのに何もしないのか?
それはアップルのセキュリティ方針であった。セキュリティ方針によると、アップルストア内に問題が発生しても、従業員は警察に通報した後、目視だけで監視しなければならなず、泥棒に抵抗してはならない。まさに従業員や客の命が最優先一というわけだ。
そうやってあえて盗ませることにより泥棒を油断させておき、店外に持っていった陳列されていた製品は外部では仕様できないようにロックがかかる。しかし泥棒側も最近はそのことを知っており、内部の部品を販売して利益を得ようとする者も増えて来ている。
このようなセキュリティーポリシーをついてやりたい放題やっている泥棒たち。今年5月からカリフォルニア州内で発生した盗難事件は21件にもなるという。
ロックが掛かる話は有名だが、セキュリティーポリシーにより店員らが泥棒に対して抵抗してはいけないと言う話はあまり知られていなかったが、世界中が報道しそこそこ知られるようになり、そもそもセキュリティーポリシーは「極秘」というわけでもなかった。