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FOMがF1韓国GP組織委員会に対して契約違反の違約金103億円請求 訴訟の可能性も


F1ではFOM(Formula One Management)という財務面を管理する組織がある。今そのFOMとF1韓国グランプリ組織委員会と揉めているようだ。FOMは組織委員会に対して数千万ドルの違約金を請求することとなったようだ。

何故違約金を支払うことになったのか? それは開催権料を支払うため、海外の銀行に口座を開設していないのが契約違反になったようだ。その契約違反を理由に違約金を請求することを通知。
違約金は「開催権料の2年」と定められており1年分だけで4300万ドルなので、2年分となると8600万ドルを(103億円)を支払う必要がある。

しかし韓国GPは成功しているとはとても言えない状況で200億近い赤字を既にだしている。これにより韓国GP組織委員会はイギリスFOMを訪ね、違約金の交渉をするという。交渉次第ではFOM側が組織委員会に対して訴訟を起こす可能性もあるようだ。
また今回の契約違反の103億とは別に、今年開催しない場合は別途50億円の違約金も発生する。

現実的に見て韓国GP組織委員会の資本金は5000万ウォン(500万円)しか無いため、訴えるだけリスクが高いとも見られている。

2015年は開催を断念するとみられている韓国GP。しかし2016年には別組織によるソウル市街サーキットを予定している。ただ別組織といっても今回の騒動を収束しない限りFOMおよび権利を扱うFOA、そしてFIAとは取り合って貰えなさそうだ。
韓国は過去にWRCで違約金を支払わなかった過去があるだけに今回はしっかりと支払っていただきたい。

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