動物愛護団体であるアニマルライツセンターが酪農家の現実を皆に教えるためにそれを漫画にしてTwitterに投稿。
漫画の内容は牛は首が拘束され身動きがとれず、コンクリート床で、相当な極度なストレスに強いられる。牛にとっては悪夢となるこの状況を牛の気持ちで伝える漫画。
酪農家の牛は放牧されているイメージだったが、実際は首枷を付けられ牛舎に閉じ込められ、コンクリート床で1日過ごさないといけない。
更には酪農家から殴られるのだとかいう。
■「デマだ!」と抗議殺到
しかしこの酪農家の酷い現実を訴えるアニマルライツセンターが公開した漫画に対してデマだという声が多数挙がっている。
「取材元はどこ?」という質問に対してアニマルライツセンターは「固有名詞は公開はできませんが従業員が見た内容です」とTwitterで回答。そのほかにも次のような批判の意見が挙がっている。
・全酪連に教えていい?これ ちゃんとネタ元あるんでしょ
・この内容は虚偽の内容です。
・元農業高校生として確実に言えます。
・この漫画に描いてることは大嘘もいいところ。牛舎の床がむき出しのコンクリなんて絶対ない。牛はストレスを感じると乳を出さないから、なるべく快適に過ごせるようにする
・自分は専門学校の酪農専攻で学んでましたけど全くのデタラメ。こんな高ストレス下で飼育してる訳ないでしょう、商売になりませんよ。
・乳牛は怪我や病気等のストレスで乳量が極端に落ちるので、酪農家は十中八九この漫画のようにはなってません。
・酪農家に対する冒涜だぞコレ
このように漫画の首枷や狭いところで閉じ込める、また肩井床はデマだと大批判。
■本当にデマなのか?
ではこの漫画はデマなのだろうか。
編集部が調べたところ国内に牛に首を固定する器具を付けている酪農家は実際した。この器具の名前はスタンチョンと言い家畜の首を上下にだけ動けるようにするもの。
また牛は約畳一畳分しか与えられ一生をそこで生活するという。ただ寝床はコンクリート床ではなくゴムマットだという。
アニマルライツセンターが公開した酪農家の漫画は全てが嘘というわけでもなかったようだ。
もちろん酪農家全てがこんな環境ではなく、ほとんどが牛にストレスを与えない環境で育てている。