キャラクターと一緒に暮らせる世界の実現を目指すGatebox株式会社は、量産モデル(GTBX-100)の法人向けビジネス利用促進のため、“ビジネスパートナープログラム”を開始した。
また、LINE社が提供するAIアシスタント「Clova」及び関連AIサービスと連携し、自社キャラクター「逢妻ヒカリ」のスキルや会話パターンを拡充すると発表。
ではGateboxはどのような狙いがあり今回の“ビジネスパートナープログラム”を開始したのか? 今回はGateboxの武地代表に話を聞いてきたのでその戦略についてご覧頂きたい。
―― “ビジネスパートナープログラム”を始めた切っ掛けは?
武地 我々のビジョンが「キャラクターと一緒に暮らせる世界」で、それは一人一人が好きなキャラクターと暮らせることが理想です。これまでは弊社のオリジナルキャラクター「逢妻ヒカリ」のみが登場していたんですけど、もっと好きなキャラクターが登場できるプラットフォームにしていきたいなという思いが最初の時点からありまして、今回のタイミングで他社がGateboxにアプリケーションを配信できるようなシステムの準備がようやく整いましたので、ビジネスパートナープログラムを開始しました。
―― AIアシスタントっていくつかありますが、その中でLINEの『Clova』を選定された理由は?
武地 元々2年ほど前にLINEと資本業務提携を行ったことがきっかけです。LINEが海外発のAIアシスタントに負けないAIを作るという強い思いを抱いていて、その思いに共感して一緒に取り組みをはじめました。
―― 活用例が書かれていますが、ほかに面白い活用例ってありますか?
武地 今回載せているのが、オフィスの受付、展示会、自宅での配信などですね。これまで色々問い合わせがありまして、オフィスの受付に置きたいというのが多いです。見た目が斬新なので、人目に付くところでアピールできるかと思います。また、キャラクター次第では子供にも愛着を持って頂けると考えているので、例えば子供が多くいる場所や子供が通う病院などでも活用できるのではと考えています。
―― ほかのAIアシスタントに比べて仕草もあってキャラクターも見えているので無機質ではない。ほかに勝っている点はありますか。
武地 私たちは全てのキャラクターがAIアシスタントを搭載する必要は無いと考えていますので、そういった意味での表現の自由度が高いことは利点だと思っています。
―― 今回はLINEの『Clova』との提携ですけど、他社AIとの提携も考えられますか?
武地 そういったのも面白いかなと思ってます。まず『Clova』で市場を見てユーザーのみなさんの反応を見たいです。
このようにGateboxの“ビジネスパートナープログラム”について語っていただいた。こちらの使用例についてはオフィスや、飲食店、介護や旅行など様々な使用例が挙げられており、また今後はビジネスパートナープログラムの参加企業が新規キャラクターを開発し、Gateboxユーザーに配信することも想定されている。