サムスン電子は日本政府がホワイトリストから除外したことにより、中国産のフッ化水素を輸入し試験開始していたことが分かった。
28日から規制が開始される直前に運び込まれたのは今までの森田化学の超高純度フッ化水素ではなく、中国産のDFD社のフッ化水素を乗せたタンクローリーだ。
品質テストは7月1日に終えており、その当日からサムスン電子とSKハイニックスは納品許可を得ていた。輸入が開始されたのは先週くらいで、品質テスト後に試験を行っているという。
DFD社のフッ化水素はFEM Technology(韓国)が加工を引き受けサムスンに納品をしている。
ただ中国産フッ化水素は日本産に比べてかなり不純物も多く、価格も高価。しかしサムスン側は生産費用を自ら負担し、中国産を使う選択をした。
なお、加工を行っているFEM Technologyは森田化学が32.44%出資している会社となる。