中国浙江省温州市出身の20代の女性が産まれて2週間も経っていない双子の息子を6万5000元(約97万5000円)で売ったという事件が起きた。
この女性は双子の息子を売ったお金で最新のスマートフォンを購入したことが分かった。双子は温州市から700km以上も離れたところに住んでいる2人に売られた。
浙江省警察によると女性は9月に双子の息子を出産。生まれた赤ちゃんは未熟児で、インキュベーターで治療が必要だった。
双子の父親として知られているウさんは病院に表示されておらず、彼の両親は、さんを助けることを断った。双子の父親は病院には現れなかった。
当時女性は経済的な夫から支援を一切受けられず、生活費と出産費用をカードで埋め合わせていた。
結局女性はインターネットサイトを通じて知り合った山東省に住む不妊であるAさん夫婦に自分の子供の内1人を4万5000元(約67万5000円)で売り、またもう1人の子供も2万元で売った。計6万5000元を手にした女性。
オンラインを通じて活動する人身売買組織が介入したことも分かっており、公安が現在調査中。女性は双子を売ったお金で最新スマートフォンを購入したことが分かった。
警察は2人の子供をそれぞれ山東省と安徽省で発見し、養子縁組の家庭に今回の事件などの深刻性を説明した後、子供らを返してもらい女性の家族に引き渡した。
しかし女性は警察によって逮捕され、双子は現在祖父母が面倒を見ている。中国の法によると、児童人身売買は最大で10年の懲役刑が宣告される可能性がある。また購入した側も処罰される可能性がある。
なお購入したスマートフォンの機種は公開されていない。