先日発表されたOne-Netbook社のUMPC『OneMix3 Pro』。早速デモ機を借りることが出来たので触ってみたぞ。
『OneMix3 Pro』は8.4インチとなっており少し大きくなっている。ただそのぶんキーボードの配列に余裕が出来たのか、『OneMix2s』と比較しても配置が行く分改良されている。特に正規日本版は日本仕様のキーボードとなっており、@マークやDELキーなどの場所も改良されたという。これはUMPCファンにはたまらない改良だ。UMPCはどのメーカーの物も小さくするためにキーボードが異質な配列なってしまうという弊害がある。
しかし『OneMix3 Pro』はそれを改良し少しでも使いやすく、更に日本ユーザー向けにカスタマイズされたものとなっている。またバックライトも備わっており、暗い部屋などでも使用できる。バックライトはファンクションキー+スペースでオンオフ可能。『OneMix3Pro』と『OneMix2s』とのキーボード比較写真も掲載しておいたので、どう変わったのか参考にしてほしい。
■電源ボタンの配置問題
電源ボタンの配置が押しやすい場所にあり、実際に押したら反応するのか押してみたところ、案の定スリープが発動した。しかしWindowsならこの電源ボタンを押した際のアクションを決めることが出来るので「無効」にしてしまえばいい。『OneMix3 Pro』を閉じたらスリープ、シャットダウンは手動で十分ではないだろうか。次回改良されるなら電源ボタンは本体前部分に配置してほしい(レッツノートのように)。
■解像度が高すぎ?
8.4インチに対して解像度が2560×1600と高すぎるため、Windowsで150%しても文字が小さい。200%くらいで丁度いいのではないだろうか。100%しようものなら何が書かれているのか読めなくなる。
■タブレットモード時はキーボード無効に
気になるタブレットモードでの使用時はキーボードは無効となり、10ポイントマルチタッチによる操作となる。縦、横向きに自動的に切り替わるので電子書籍や動画閲覧に合わせて向きを変えて楽しむことが出来るぞ。
■CPUはUMPCとしては十分
Intel 10th Core i5-10210Y搭載ということだが、「シネベンチR20」の結果は682ポイントだった。これはUMPCとしてはまずまずの結果だが、数世代前のCorei5ですら1000ポイントを超えていることを考えると使用用途が限られてくるだろう。それでも十分なスコアだと思われる。
ストレージは512GB(SSD)搭載でメモリは16GBと贅沢な仕様になっている。むしろこちらをフューチャーした方が良いのではないだろうか。
値段は12万8000円(税別、11万6999円)となっている。
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<『OneMix3 Pro』のスペック>
CPU:Intel 10th Core i5-10210Y
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD
ディスプレイ:8.4インチ2K Retina 2560×1600 10ポイントマルチタッチ
GPU:Intel UHD Graphics
バッテリー:8600mAh
その他:指紋認証、microSDカード、USB3.0、USB Type-C、 microHDMI、
OS:Windows10 HOME
重さ:約659グラム
デジタルスタイラスペン:4096階調
本体:メタルCNCボディ
その他:バックライトキーボード、光学式ポインタマウス、よりスムースになったヒンジを搭載した360度YOGA STYLE