Amazonで1円という衝撃の安さのLightningケーブルが売られていた。なにもサイバーマンデーセール対象というわけでなく普段からこの値段で売られていたようだ。
「iPhone 互換ケーブル 充電 専用 Lightning」という商品名のノーブランドらしい愛子憂すぎるLightningケーブル。MFi認証なぞ取っている気配はみじんもないが、勇気を出してワゴンに入れる。
これだけだと物足りないので、光るLightningケーブルなるものも同時に購入。
■1円Lightningケーブルが届く
1円というこれ以上安くなりようがない、国内で最安値のLightningケーブルが届く。案の定梱包は雑というか封筒の中にLightningが剥き出しで放り込まれていただけ。これで送料515円は高い。
見た目は普通のLightningケーブルで、ダイソーやドンキで売っている片面Lightningケーブルではなく両面刺しで認識するタイプのようだ(片面Lightningケーブルは刺す方向を間違えると通電しない)。
まず充電できるか試してみる。モバイルバッテリーとiPhoneを接続すると……問題なく充電開始。どうやら充電は問題なく行えるようだ。
次はデータ通信。商品には「iPhone 互換ケーブル 充電 専用 Lightning」と書かれていただけでにあまり期待しない。早速パソコンとiPhoneを1円Lightningケーブルで接続してみる。するとiPhoneが認識したではないか。iTunesにもiPhone名とiOS 13.3と表示。iPhone内の写真も見ることができた。1円のくせになかなかやるな……。
触った感じはApple純正のLightningケーブルに非常に似ており、長期間使うと断線してしまう可能性あり。しかし1円という低価格から破壊する前提で使っても良いかも知れない。1円なら大量に買っておくべきだったのかもしれなかった。
まさかとは思うがiPhone純正ケーブルの中古を送料込み1円+515円で売ってるだけではないだろうという疑惑も浮上。
本来は、「全く使えねー、データ通信ところか充電すらできねー」というオチを期待していたのだが、逆に全てできてしまったのであっさりレビュー終わり。念のためにもう1個買って置いて良かった。
■光るLightningケーブル
そしてもう1個が光るLightningケーブルだ。販売元が有名パソコンメーカーのCOMPAQとなっているが、あのCOMPAQなのか不明。
梱包は至って普通だが雑というわけでもない。中を開けると意外としっかりした青色のLightningケーブルが出てくる。USB端子側はごっつくて、Lightning端子側は至って普通。
早速充電してみると……おお、これは凄い。バッテリーからiPhoneの方に電気が流れるような演出だ。実際に流れているわけでなく、そういう演出なのだが見ていて面白い。部屋を暗くすると見えやすいが逆に明るい太陽の下だと分かりづらいという難点もある。
このLightningケーブルの面白いところはiPhoneバッテリーの残量に合わせて流れる速さが変わるのだ。残量が少なければ少ないほど流れる速さが早く満タンに近づくと遅くなる。
またケーブルの耐久性も謳っており「断線防止:断線や短路防止を工夫」と書かれている。そしてこちらは1円Lightningケーブルと違いMFi認証も取得している。
色はブルーとパープルの1種類で値段は1599円となっている。LightningケーブルだけでなくUSB Type-CやmicroUSBもあるだろうが各々探してみて欲しい。
1円Lightningケーブルよりも光るLightningケーブルでテンションが上がってしまったが、これはこれで面白かったので良しだ。
この1円Lightningケーブルと光るLightningケーブルの詳しいことは動画をご覧になってほしい。