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『Nintendo Switch』で話題の謎ゲーム『ファイナルソード』を遊んでみた パクリ以外にも数々の問題 しかし謎の中毒性が……





7月2日に『Nintendo Switch』のダウンロード専用として発売された『ファイナルソード』というアクションRPGが今ネット上で何かと話題になっている。

韓国のHUP GAMESというメーカーが開発したもので、それをローカライズしてNintendo eShopで販売開始。Nintendo Switch以外にスマートフォン向けにアレンジした、『ファイナルソード (MobileEdition)』も存在する。こちらは860円の買い切り。

内容としてはクエストをこなすごく普通のアクションRPGなのだが、敵キャラクターのモデリングや、音楽がそのままゼルダの伝説の音楽を流用していたことが発覚。

しかしそれ以上にゲーム内容が面白すぎてTwitterで大拡散してしまったのだ。理不尽な当たり判定やギミック、2020年のゲームとは思えないグラフィックなど。

編集部でも早速1890円出してeShopで『ファイナルソード』をダウンロード。オープンワールドRPGとしている今作は主人公の母親の病気を治すクエストから開始となる。最初の村であるローレル村から出て北東にある泉に花を取りに行くだけなのだが、レベル6推奨とされており、平原で無数の敵と戦わなければいけない。

緑色と青色の雑魚を最初は相手にし、レベル3、そして武器と防具がそろったら狼タイプのウルフという敵も相手にして地味に経験値稼ぎ。
攻撃は弱と強攻撃があり、それぞれ溜め攻撃が可能。しかしこの溜め攻撃がほとんど使えない。
雑魚は問答無用で攻撃してくるわ、溜めの時間は長いわで、敵の攻撃をローリングでかわして背後や横から殴った方が効率良い。

縦をゲットするとL1ボタンでパリィすることが可能になる。攻撃モーションに会わせてL1を押すだけなのだが、これがまたシビア。成功させると敵をしばらく動けない状態にできるが、失敗するとダメージを負ってしまう。これまたリスクを負ってまでやるものではないので、回避して背後から攻撃した方が良い。

また敵に攻撃した際に数回に1回くらい当たり判定が消えることもある。これはミス判定なのかバグなのか不明だ。

そうこうしている内にレベル6になったので、クエストの花を取りに行く。するとボスのトロルが滝の奥から出現。このボスがまたどんくさい奴で、余裕で後ろに回り込めてしまう。後ろに回り込んで攻撃の繰り返しで余裕で打破。レベル6も必要だったのか?

その後母親に花をあげるも効果が無かったことがわかる。なんやかんやで今度は泉とは逆の森に行くことになるのだが、そこの敵のわき具合が尋常じゃない。

そもそもこのゲームは主人公の近くに敵がわくので、常にミニマップの赤い丸(敵)を把握しておかないと行けない。

敵は近くに寄ると必ず主人公めがけて向かってきて攻撃を仕掛けてくるので、かわしてから攻撃をすれば良いだけだ。これが同時に2匹、3匹となるとちょっと厳しい。

・このゲームの問題

このゲームの問題点を纏めてみた。
・カメラ操作がデフォルトだと遅く設定で変更が必須となる。
・グラフィックがしょぼい
・村の人の会話が意味不明な場合がある
・レベル上げに時間が掛かる
・主人公のの攻撃が当たらない時がある
・数々の作品のパクリ
・敵の雄叫びや鳴き声があってない

・このゲームの良いところ

・中毒性がある
・レベル上げによりキャラは強くなるが、それ以上にプレイヤーがこのゲームになれて上達するシステム
・敵の雄叫びや鳴き声が可愛い ※花がニャアと鳴く
・数々の有名ゲームをごちゃ混ぜ
・精神的な耐性が付く

当初はパクリということで話題になった『ファイナルソード』だがそれ以外にも面白要素が発覚したこの作品。しかし遊んで見るとやめれなくなる中毒性もあるのだ。
その昔遊んだ『キングスフィールド』のような懐かしさを思い出す。あそこまでシビアでは無いが、それに似た感じだ。

『Nintendo Switch』版以外にもAndroid、iOSでもリリースされているが、MobileEditionということで全く同じかは不明。

ちなみにオープンワールドRPGには偽りはない。村からフィールドなどシームレスに移動可能。

ファイナルソード(eShop)
ファイナルソード(AppStore)
ファイナルソード(Google Play)

追記:2020年7月6日 20時00分

Nintendo eShopから『ファイナルソード』が削除され販売停止されました。


https://twitter.com/sol_gonews/status/1280036411064762369?ref_src=twsrc%5Etfw