中国のゲーム会社が韓国で10月29日に正式リリースした『シャイニングニキ』だが、サービス開始後8日でサービスが終了したという。
同作は2016年にリリースされた『アイ・ラブ・ニキ』の後続的な作品。
前作の人気をそのままにキャラクターが3D化されたり、小道具やネイル、メイクなど様々な要素が追加された。
11月2日に実装された韓服の衣装セットが原因でサービス終了となってしまったようだ。
この衣装セットは、韓国内サーバーだけでなく、以前からサービスが行われている中国と台湾サーバーにもアップデートが行われる予定であり、国内の利用者は、韓服が実装されるというニュースに多くの関心を持った。
・「韓服は中国が起源」と論争開始
しかし、問題はここからだ。韓服を接した中国のサーバーの利用者が「韓服は、中国の少数民族である朝鮮族の衣装である」、「韓服は明の衣装と似ている」、「中国からインスピレーションを受けて作られた衣装である」など、複数の意見を提示し、メーカー韓国公式SNSまで論争を引き起こしたのだ。
・メーカー「中国の立場を尊重する」
このような中国の利用者の抗議と論争にメーカーであるペーパーゲームズは4日、国内サーバーに韓服を追加しながら、中国の公式SNSに「中国企業としてペーパーゲームスの立場は常に祖国(中国)と一致しており、私たちは国の利益に有害なすべての行動を拒否する」という声明を発表した。
さらに「常に中国の伝統文化を尊重し愛し、国の尊厳を守るべきだ。韓国サーバーの利用者が中国を罵り、利用者によってはチャット禁止だけでなく、アカウント停止措置も行う」という内容のアナウンスがされた。
この声明文を通じてペーパーゲームズは、中国の利用者たちの心を落ち着かせようとしたが、韓服の明確な立場を表しておらずユーザーから肯定的な反応を得られなかった。
・退会希望者続出 → 退会機能無し
以後、その声明に接した国内の利用者は、公式カフェをはじめとするSNSに訳文を拡散し、ペーパーゲームスの態度に不満を表し、該当議論はつかみどころのないほど激しくなり、中には退会や払い戻し要求を試み始めている者もいるほどだ。
しかし、ゲーム内には別途の会員退会機能が存在しておらず、自力での脱退は不可能であり、過度な個人情報の要求や該当情報が中国に渡るなど、もう一つの問題が存在している。
・中国での韓服実装を中止
結局、ペーパーゲームズは5日、公式カフェに突如として、「現在議論中のアイテムを全て回収・破棄し、決済内訳によっては返金する。まだ実装されていない中国や台湾のサーバーでも実装を取り消す」と告知し、まるで「なかったこと」にしようとして火消ししたのだ。
・韓国で突如ゲームのサービス終了
ゲーム会社のこのような火消し行為に、ユーザーらはさらに大炎上。中国を非難し始めている中、公式カフェにいきなり韓国サービスを終了するという告知が掲載され、6日からマーケットのダウンロードを中止し、12月9日からはゲーム利用が不可能になるとした。
しかし、当該公示には払い戻しに関する話が一つも明示されておらず、続いている論争に韓国サービス運営チームがサービス終了に関する新しい公示を作成してゲーム内で使用した金額を全額払い戻しするという内容と収集した全ての個人情報は流出なしに全て破棄されるという言葉を追加して議論は一段落しただけだった。