オンライン生放送で商品を売るというテレビショッピングのいわゆるインターネット版のようなものが韓国や中国で流行っており、しかもたった1人で商品を紹介するという形式もものが非常に多い。
カメラは三脚で固定され、机の上に置かれた商品を紹介するという生放送。スポンサーから一定の金額を貰い商品を貰ったりまた売上の数%を貰うなどで配信者は儲けている。
しかし1人の男性がとあるショッピング放送で口紅を塗り感動したと発言。大げさにリアクションすると瞬く間にこの商品は売れた。
また別の女性の7時間のショッピング生放送では190億円も売り上げた記録を作った。
スマートフォンさえあれば放送できる気軽さと各種ショッピングアプリと連携し、中国の通販市場は17兆円規模にまで急成長。
数十台のスマートフォンで複数のアプリで複数のサイトに接続して同時生放送を試みる人までいるくらいだ。
しかしそんな生放送で突如警察が突入する場面が起きた。その理由は偽ブランド商品を販売していたからだ。
配信者を信じて購入した客は配達がめちゃくちゃでクレーム。本当のブランドなら中国だろうとこんな配達はあり得ないとクレーム。結局販売していたのは偽ブランドだったことが判明。
摘発されたのは女性配信者で、服などのブランドを販売していたのだが偽ブランドだったという。放送中に警察が突入し放送をやめるように言う場面が映っている。
それだけではなくある生放送では同時接続311万人の内、300万人がコンピュータによる不正プログラムを使用して水増しされたもので、あたかも人気あるかのように見せていただけだった。ただ同時接続11万人でもかなり凄いのではあるが。
議論が拡散すると中国当局はオンライン生放送でのショッピングアプリと価格詐欺やデータ操作に対して処罰を設けることを明らかにした。