世界で最も高価なハンドバッグが公開された。
イタリアの高級アクセサリーブランドが公開したこのバッグは、光沢が入ったワニ革で製作された。ホワイトゴールドで作られた蝶模様の装飾が合計10個使用され、これにはダイヤモンド4個サファイア3個、珍しい宝石などが含まれている。
すべての製造工程が手作業となっておりバッグ一つを製作するのになんと1000時間以上かかるという。ブランド側は、ハンドバッグをわずか3つ製作し販売する予定だ。これ注文した人は、ライブストリーミングサービスを介して自分のバッグを作っている職人の姿を直接確認することもできる。
このハンドバッグの価格は600万ユーロ、日本円で約7億4400円だ。当然世界で最も高価なハンドバッグになるほど高い価格である。
製作に使用された宝石だけで130カラットを超えるこのハンドバッグのデザインは、海からインスピレーションを得たものとブランド側発表した。世界の海がプラスチックゴミによる汚染のせいで疲弊しており、これに対する警戒心を呼び起こしてプラスチック廃棄物の除去に必要な費用を寄付するためのプロジェクトの一環である。
ブランド側は、「7億4400円のハンドバック1つが売れるたびに、円で1億円の寄付金を出す予定だ」と明らかにした。 寄付金はプラスチックゴミを除去する団体に渡される。
このブランドの共同創業者は「私が10代の時、亡くなった父と海で楽しい時間を過ごした思い出から始まったアイデアだ。当時、父は海に漂うゴミを集めるためによく水に飛び込み、砂の城を建てる時に手についた油のカスを拭いてくれた」と当時を振り返った。
一方、ギネス世界記録によると、現存する最も高価なハンドバッグは、ダイヤモンド4517個18K白金などが使用されたバッグで、オークションで380万ドル(約3億9000万円)で落札された。