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メキシコの地下に現金32億円を狙うトンネルが発見される エアコン、Wi-Fiも完備!





メキシコに膨大な現金を狙うために掘られたと思われる地下トンネルが発見された。トンネル内はWi-Fiまで完備している最先端設備施設となっていた。

メキシコのグアナフアト州セラヤ地区に企業の金庫に接続された地下トンネルは15日、犯行直前に地震警報器が作動し発見された。狙われた企業は現金など貴重品保管サービスを提供する会社で、金庫には現金6億ペソ(約32億円)が保管されていた。

同社の関係者は「鉄筋とコンクリートで作られた床に穴が、内面のすぐ金庫に入ることができるところまでトンネルが続いていた。危うく多大な被害が出るところだった」と話した。会社の通報を受けて出動した警察は、地下トンネルを見学し驚いた。

高さ1.7メートル、幅1.2メートルの規模で、トンネルの長さはなんと116メートルに達した。トンネル内にはエアコンが設置されており、外部との交信のためのWi-Fiまで備えていた。

警察によると、入口から金庫の位置まで長く続いたトンネルは家庭、商店街などの建築物の下を通過し、2つの道を貫通した。警察関係者は、「長さと設備を見ると、トンネルを掘るためには、少なくとも数ヶ月かかったものとみられる」と述べた。

専門家は「トンネルの専門的な知識を持つ人々の仕業なのは明らかである」と口をそろえる。地形と地質学の専門的な知識があり、工法まで巧みな人でないと、このようなトンネルを掘ることは不可能だということだ。

複数軒の住宅と商店街の下を通過しながら発覚されていないのは、このようなことことから推定される。

トンネルを掘る一味は、地震警報機が作動すると、一斉に脱出したとみられ、警察が大々的な捜査に着手したが、検挙された容疑者は、まだ一人もいない。

一部ではトンネルを掘ったのは麻薬組織が背後にある可能性があるとしている。

なおトンネル内部の様子は公開されているので下記より閲覧してほしい。