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パキスタン政府が性犯罪を対象に科学的去勢の導入を承認





パキスタン政府が性犯罪根絶のために「化学的去勢型」を導入を承認した。

パキスタンのアリフ・アルヴィ大統領は15日、この法案を承認。この法案は直ちに効力を有する代わりに、今後3カ月以内に議会を通過しなければならない。

法案は、集団レイプや児童を対象とした性犯罪を犯した犯罪者に対して化学的去勢処置を可能にする内容を盛り込んだ。

化学的去勢は薬物を投与して、男性ホルモンの分泌を防ぐ性衝動の治療をいう。2010年代から世界の多くの国が本格的に導入し、おとなり韓国も2011年から施行した。

この法案はまた、特別裁判所の新設により、重罪の場合事件発生後4ヶ月以内に、迅速に判断を終えることにする内容も含まれていた。

これと共に法案は、性犯罪被害者の性器を直接調査する検査制度も禁止した。

パキスタンは、性犯罪者が裁判を経て有罪を宣告されることがまれな国だ。刑事裁判の仕組みが複雑な上に 保守的な文化のため、被害者の多くが通報を嫌うためだ。

そんな中、最近、残酷な犯罪が相次ぎ、パキスタン政府は性犯罪関連量刑の強化に乗り出したのだ。

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