中国産の新型コロナウィルスワクチン、シノバックに対してフィリピンの政治家が購入を反対しているという。
上院の与党代表とフランクリン・ドリン野党代表が25日、中国製シノベックワクチンの購入に反対の立場を表明した。彼らはシノベックワクチンの3相臨床試験を行ってきたブラジル・サンパウロ州政府傘下の研究所が23日、ワクチンの予防効果が50%を上回ると明らかにした点について懸念を示した。
与党代表は「わずか50%の予防効果を持つワクチンを確保しようという計画は受け入れられない。ワクチン接種後にも新型コロナウィルスにかかる可能性が50対50というのはおかしい」と指摘した。
ドリン議員も「ワクチン確保が急がれるが、安全と有効性が先に考慮されなければならない。シノバックワクチンを国民に提供するかどうかを決定するため、科学界と認証機関の指針を待たなければならない」と強調した。
しかし中国政府はシノバックのワクチンの安全性を強調している。
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