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新大久保駅イ・スヒョン転落事故 20周忌追悼式が行われる





2001年当時26歳だった留学生イ・スヒョン(李秀賢)。この人物は2001年に線路に泥酔した日本人が落下し、それを発見した日本人カメラマンの関根史郎とイ・スヒョンが助けようとして飛び降りるも3人とも死亡するという事件。

その後新大久保駅には日本語とハングルで事故の犠牲者を追悼・顕彰するプレート設置された。

2021年1月26日で事故から20年となる。

彼は日本語の勉強を頑張っており、ワールドカップで通訳のボランティアをしていた。いつの日か日本と韓国とを繋ぐ仕事に就きたいと語っていたという。

26日、新宿区ではイ・スヒョンの犠牲を称えるために追悼式が行われた。コロナの影響もあり参加人数を最小限に抑えた状態での開催となった。

追悼式は2002年から毎年開催されており、母親も毎年参加していたが、コロナの影響で今年は参加できず。

22日に赴任したカン・チャンイル(姜昌一)駐日大韓民国大使もビデオメッセージを送り「故人の犠牲は、日韓友好協力関係に響きになった。日韓関係の改善のための私たちの心と日韓架け橋となった故人の崇高な人生が合わさり、より良い明日の日韓関係に続いて欲しい」と述べた。

この事件で最初に転落した男性は売店で酒を飲んでいたことがわかり、この事件が切っ掛けでJR東日本は通勤圏での一部駅構内での酒類の販売を一時取りやめた。