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テレビ番組が視聴率アップをはかる苦肉の策 番組名に「SP」を付けて惹きつける作戦



フジテレビを筆頭にテレビ番組は視聴率は低迷している。ゴールデンタイムの番組でも一桁になることが多く、更に昔のように月9ドラマも視聴率が取れなくなった。テレビ以外の娯楽が増えたのも要因の1つだが、単純にテレビが面白く無いのも原因の1つ。
テレビを付けてまで観たいと思わせる番組は確実に減っている。1週間で観ている番組をカウントしても確実に観ているのは本の数本。

そんなテレビ欄を眺めていると実に面白い事に気づく。毎週のように番組名に「なんとかSP」と付いている番組が数多くある。SPとはスペシャルの略。しかし実態は2時間、3時間番組ではなく、通常枠の番組。それに「SP」と付けて視聴者を惹きつけているのである。

実際にどれだけの番組がこのSP表記を使っているのか調べてみた(実際にスペシャルの物は省く)。

・YOUは何しに日本へ?【ご当地ラーメン!海外挙式!YOUの幸せを直撃祝福SP】
・痛快TV スカッとジャパン【今夜は津田寛治を2連続で撃退SP▽青春スカッと】
・トコトン掘り下げ隊!生き物にサンキュー!!ブサカワ犬SP
・ぐるナイ 年に1度の綾瀬はるかデートSP!
・カンブリア宮殿【田舎に日本の未来SP 第2弾 ~元ニートが挑む地方革命~】
・ネプ&イモトの世界番付【ハリー・ポッターの舞台裏に潜入&世界の行列グルメSP】
・ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!SP

ざっと観た感じこれだけ「SP」表記を使っている番組がある。しかしどれも通常枠の番組で特に長時間番組というわけではない。「特集」ならわかるが、最近はこのように「SP」表記が非常に増えている。「お、スペシャル番組やってるな観てみよう」と視聴者を惹きつけさせるための作戦なのだろうか。しかし実態は通常の番組となんら変わらなかったりする。

根本的に番組を面白くしないと数字は上がらないと思うのだが、こんなことをしていてはスペシャル感が薄れるだけでは?

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