軽量ブラウザとして一時は多くのユーザーに使われていた『Opera(オペラ)』。しかし『Firefox』や『Google Chrome』の登場によりシェアを奪われてしまい今では使っているユーザーも数少ない。
もちろん貴重なユーザーもいるのだが、そんなユーザーに悲しいお知らせである。『Opera』を中国企業が買収しようとする動きがあるのだ。買収額は12億ドルで、中国のオンラインゲームメーカーと投資ファンドが組んで買収を狙っている。
仮に中国に買収されたらどうなるのか? まだ噂段階であるが、バックドアが仕掛けられるのではないかと囁かれている。中国は常に監視するスタイルでBaiduなんかも先日問題になったばかりである。
では現在『Opera』を使っているユーザーはどうしたらいいのだろうか? 『Opera』の元CEOが開発した『Vivaldi(ヴィヴァルディ)』というブラウザが昨年リリースされた。昨年のプレビュー版の段階で、Windows版、Mac版、Linux版が完成。ブラウザエンジンはChromiumをカスタマイズして使用。
エクステンション機能もあり現在ではGoogle Chromeの拡張機能やアプリもそのまま使えるようになっている。
『Vivaldi』はとにかく軽量で早いブラウザ。現在はβ2がリリースされており、着々と開発が進められている。既に日本語に対応しているため使う分になんら問題はないだろう。
ただGoogle Chromeが存在する今、あえて『Vivaldi』を選択する理由はほとんどない。
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