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1年後に開催が迫る平昌オリンピックの労働者の賃金未払いが深刻 北朝鮮の強制労働化



【簡単に説明すると】
・平昌オリンピックの労働者賃金未払いが深刻に
・中には税金が払えず掘削機を差し押さえられた人まで
・周辺の食堂も閉店間近



1年後に開催が迫っている平昌オリンピック。そんなオリンピック会場の工事を請け負う労働者達が深刻な問題を抱えている。

平昌オリンピックの開会式、閉会式を行う「オリンピックプラザ」工事が行われており、工事の進捗率は80%程。

・劣悪環境で賃金無し 作業機材を差し押さえられる人まで

工事現場の労働者達は朝早くから夜9時まで働き、ようやく帰宅となる。しかし労働者達への賃金未払いが深刻で、会場の工事を請け負う労働者は「夜まで働いたら、翌朝また出て行き仕事をしないといけない。妻に『金を儲けて来たぞ』と大声を張り上げて言ってやりたかったが、もろくも崩れた」と深刻さを打ち明けた。

また別の労働者は「賃金未払いで掘削機まで差し押さえられ、機材を借りて使用しています」と語った。この労働者は賃金が余りに少なく、税金を払えない状態で掘削機を差し押さえられてしまい、競売で処分されたという。

■消えた賃金
平昌オリンピック工事現場で賃金未払いとなった労働者は昨年だけで3000人。金額は80億ウォン(約8億円)。行政である江原道(カンウォンド)側は工事費を先に支給したが、下請けまで工事費がまともに支給されなかった。受け取った工事費はどこに消えたのか?

・周辺の食堂も閉店間近

周辺の食堂も酷い有様だ。開口一番「工場の方々にお金を下さいととても言えない。そもそも出してくれない」という。この食堂は閉店を考えているという。

労働者達は家まで帰宅するのではなく、周辺に作られた仮設住居に住み朝から晩まで働き続ける。賃金未払いではまともな作業が行われているとは思わないが、オリンピック会場の完成はまもなくだ。

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