【簡単に説明すると】
・死刑囚の臓器を販売する国
・中国は2015年までは許可していた
・現在は死刑囚の臓器を使うのは禁止
死刑を執行された死刑囚の臓器を取り出して販売する国が存在する。その国とは隣国である中国である。
中国は世界で最も末期患者で溢れている。中国政府は死刑囚の臓器を正式に販売してきたが、中国衛生部の統計によると、毎年臓器移植のために待機している人が150万にものぼるという。その内1万人余りが移植手術を受ける。
このような死刑囚の臓器移植が世界的に議論となる。中国政府は2015年から清秋の臓器を利用した移植手術を全面的に中止すると宣言したが、まだ中国内の不法な臓器移植が行われているのが現状。
また、2月には中国高官が中国死刑囚の臓器をヤミ販売する犯罪事例が起きた。
世界医師会(WMA)オートマクロエバー事務総長は「中国の公約は、行政トリックに過ぎない」と非難。国際臓器倫理協会(IAEOT)イスンウォン会長は「中国当局は死刑囚の臓器を摘出する行為を中断するという約束を数回破った。中国は、自国の信念・思想のために不法監禁され、いつでも臓器を摘出れる危機に瀕し『良心の囚人』が大勢存在する」としている。いわゆる濡れ衣を着せられた人や冤罪である人も中にはいるということだ。カナダ、米国など各国調査団の調査によるとこの良心の囚人の数は2000~4000人と非常に多い。
中国は既に死刑囚の臓器摘出が禁止されている状況で、このような議論が起きることを「ナンセンスだ」と反論した。
中国は表向きは法律で禁止しているが、現在も死刑囚の臓器が摘出されているのが現状。政府も知っていて黙認している状態なのだ。