【簡単に説明すると】
・グルメンピックが開催中止で返金騒動
・返金されず会社は破産
・運営の代表が逮捕される
2017年2月に味の素スタジアムで開催予定だった『グルメンピック』が突如延期の告知が掲載され、これを受けて開催を予定していた業者が主催者に対して返金を要求していた騒動が起きていた。
運営会社である大東物産株式会社は2月下旬に破産申請し、債務超過は1億2000万円にもなるという。
出店者に対して2月下旬に返金するという約束も守られず、この件は詐欺ではないかという疑惑も浮上した。
主催者は「50店舗限定で出店料を半額の20万円にする」と話を持ちかけていたという。こんなチャンスは無いと多くの店が出店を決め、20万円を払い参加を決めた。しかし実際は170店舗全てに同じ話を持ちかけており、50店舗限定ではなかった。
・美味しすぎる話の数々
ほかにも美味しい話が山の様にあり、「開催期間中に売上が75万円に満たなかった場合は出店料を返金」「1店舗ごとに学生団体ボランティアスタッフを3人」「10日間で来場者数50万人」などと言っていた。しかし全てが怪しいものばかりで、出店させるための謳い文句にしか思えない。
・味の素スタジアムともトラブル?
イベント会場となる予定だった、『味の素スタジアム(東京スタジアム)ともトラブルが起きていることがわかった。編集部が株式会社東京スタジアムに問い合わせたところ、担当者は「予定は入っていたが入金されなかったためキャンセルされた」と語った。また本来であればキャンセル料金は100%となるが当然それも支払われていないという。
・運営者逮捕
このイベントに関わった実質的運営者とみられる田辺智晃容疑者(42)と主催会社の前社長・大須健弘容疑者(41)ら4人が逮捕された。
警視庁は当初から出店料をだまし取ろうとしていたとみて調べており詐欺として捜査。
グルメンピックの開催そのものはする予定が無かったという。