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昨日リリースしたアプリ『CASH』が1日も経たずに査定停止する



【簡単に説明すると】
・『CASH』というアプリが話題に
・リリースした深夜に査定停止
・7500点が査定、計3億6000万円分



質屋アプリとして6月28日にリリースされた『CASH』というアプリが1日も経たずに査定停止するという事態になった。

この『CASH』というアプリは、カテゴリからアイテムを選び写真撮影すると即時査定をしてくれるというもの。
しかし、この査定にいささか問題があり、カテゴリから選びコンディション(状態)を選んだ時点で既に値段は決まっており、写真撮影の意味はほとんどない。自分の顔を撮影しようが、ゴミを撮影しようが、iPhone 7なら20000円と査定される。

査定したアイテムはキャッシュにすることが可能で、銀行振込により受け取ることが可能。

では受け取った2万円はどうしたらいいのだろうか? 2ヶ月間の間に手数料を加えて返金するか、査定したアイテムを相手に送れば良い。返金すればアイテムを送る必要がなく、また査定アイテムを送った場合は2万円を返金する必要は無い。

やっていることは質屋のようであるが、即時にお金が欲しい人のために貸金業をやっているようにも見えるこのアプリ。

この『CASH』の査定が29日深夜に突如として停止された。理由は査定が半日で7500個にもなり、手が回らなくなったのが理由だろう。運営しているBANK社は社員4人で経営しているため、新たな人材を確保するか落ち着くまで査定は再開しそうになさそうだ。

現金にして3億6000万円のアイテムとなっているが、その現金はどこから出ているのか、返金もアイテムも送らなかったらどうなるのかなど数々の疑問が残るこのアプリ。規約には「ブラックリストになる」と書かれているが、古物商なので、クレジットカードのブラックリストとは全く別で、このアプリまたはこの会社のアプリが使えなくなるというペナルティ程度だろう。

利用するには電話番号入力が必須で、SMSで受け取った4桁のPIN番号を入力する必要がある。ペナルティを食らっても今は格安SIMが普及しており、容易に別のアカウントを用意できそうだが。