【簡単に説明すると】
・10代の少年が飛行機のタイヤ部分に隠れ無事到着
・過去にも同様の方法で密航した人が多数
・中には死ぬ人も
ナイジェリア出身の10代の少年が飛行機のタイヤ部分に隠れて乗り込んだとして話題になっている。
ナイジェリアの民間航空局(NCAA)のサムアドゥロックボイェは「15歳と思われる少年が2日にナイジェリアからメッド・ビュー航空のボーイング747機の車輪ホルダーに乗り込み、12時間後に無事到着したとあきらかにした。
次いで「私達は「なんでこのようなことが起きたのか調べ、事件の再発防止のために調査する。航空安全を考えると、今回の事件は恥ずかしいことだ」と述べた。
旅客機の車輪部分に隠れたのは今回が初では無い。1924年~1993年までに5人が車輪に身を隠し無事到着したという。この内3人は10代で13歳、17歳が2人だという。このことは1996年にアメリカ連邦航空局が発刊した報告書に書かれている。
それ以外にも2014年4月には16歳の少年が旅客機の車輪に隠れハワイに到着。
多くの者が貧困国の子供達で、経済的な問題から脱出するために車輪に身を隠し国外逃亡するのだという。
中には車輪で密航者が遺体で発見されるケースもある。2016年3月にはナイジェリアのアリクエアArikAir旅客機の車輪で密航者の遺体が見つかったほか11月にもヨハネスブルクに到着した旅客機の車輪に遺体が見つかった。
飛行機は3万フィート(9700メートル)まで上昇すると、貨物室などはマイナス48度まで下がりまた酸素もかなり薄くなる。そんなことから密航者は寒さと酸欠で死ぬケースも有るのだという。