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『iPhone X』を開封の儀&レビュー ホームボタンが無くても操作は良好



【簡単に説明すると】
・『iPhoneX』開封の儀


11月3日はアップルの新スマートフォン『iPhone X』が発売日。10月27日の予約の時点で争奪戦となり、本日の発売日はアップルストアに数百人の行列ができた。銀座アップルストアには500人の行列ができるも、全ての人が購入出来るかわからないという。

早速『iPhone X』を入手したので開封の儀とレビューを行いたい。

・開封の儀

化粧箱はいつものあまり変わらないiPhoneのケース。表には『iPhone X』の写真、横には「iPhone」とだけ書かれており、容量などは裏面に書かれている。
ビニールをはがし蓋をあけると中に恒例の中蓋が。まだ『iPhone X』を見せたく無いのか? 焦らせやがって! 中蓋をどけると、ようやく『iPhone X』が見える。あまりの緊張にどの角度からどのように触れたら良いのかわからず戸惑う。新品のiPhoneあるあるである。数日経てば雑に扱うのだが……。
手に持った感じは『iPhone 7 Plus』よりも軽い。また既出情報ではあるが、『iPhone 7 Plus』より小さくなっている。しかしディスプレイは大きくなっているのだ。ホームボタンとベゼルをほぼ無くしたために実現した画面領域。

本体の電源を入れると「Hello」「こんにちは」とでてきて、上にスワイプして開くように指示される。ホームボタンが無いため今後は下からのスワイプが基本動作となる。

あらかじめiTunesにバックアップしておいたデータを復元する作業に。容量が多いせいか40分近くかかって復元。データはほぼ元に戻ったが一部Suicaなどは手動で移行する必要がある。Suicaの移行はややこしいが、やりかたがJRのウェブサイトに記載されているので参照してほしい。

・FaceIDはそのまま利用可能

その後、新機能であるFaceIDを登録。自分の顔を360度3パターン登録する。登録したFaceIDはTouchIDの変わりとして利用可能。FaceIDに対応していないアプリでも「FaceIDとして許可しますか?」と出てくるので許可すればiPhone側が自動的にFaceIDに切り替えてくれる。Suicaや三井住友銀行アプリもFaceIDでのログインが可能であり、基本的にTouchIDが使えるアプリはそのままFaceIDが使えると思って良いだろう。

セキュリティについてだが、目を開けてないときのログインを心配する声が出ている。これはFaceIDの設定項目に「注視が必要」という箇所があり、これをオンにしておけば目を開いて注視しなければ認識されない(デフォルトではオン)。オフにする人はサングラスを掛けている人とかだろう。

・変顔でも認識可能

FaceIDはどこまで認識するのか? 数々の変顔で試してみたが、かなりの認識率で、顔をクシャとしても何故か認識する。タコのような口にした場合は何故か認識しなくなったが、どういうアルゴリズムなのだろうか。

・ホームボタンが無い操作感は?

ホームボタンが無い操作感は以外と良好。下からスワイプするとアプリを閉じる動作で、開いているアプリ一覧を出すにはホーム画面で下から上にスワイプするとアプリ一覧が左から表示される。
アプリ一覧を閉じるには画面を長押しすると赤い閉じるマークが出てくるので、閉じるマークをタップするか、画面は上にスワイプするだけ。

今まで下からのスワイプはコントロールセンターの動作だったが、これによりコントロールセンターの動作が変更されてしまった。コントロールセンターは右上のバッテリーや電波が表示されている箇所から下にスワイプすると表示される。

では通知はどうやってみるのか? 左上側の時計の箇所から下にスワイプすると通知となる。

30分も操作していれば簡単になれるだろう。むしろホームボタンが煩わしくなると思える日が来るかもしれない。

今回の『iPhone X』で初めてホームボタンを撤廃した。アップルは過去にイヤホンジャックの排除など無駄なものを省き、またiPhoneリリース時は全面タッチパネルでボタンすら無かった。アップルのやろうとしていることは、何か新しい技術を取り入れるには必要ないものを省かないといけないということなのだろう。

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