【簡単に説明すると】
・離陸直前の飛行機の手荷物から出火
・乗務員が水を掛けて消し止める
・モバイルバッテリーから出火
中国の航空旅客機である南方航空(CHINA SOUTHERN AIRLINES)の客の手荷物が突如として燃え出すという事故が起きた。
2月25日の正午に中国の広州から上海虹橋国際空港に向かおうとしていた南方航空のボーイング777-300ER、CZ3539便にて火災が発生。
当時の飛行機は乗客が乗り終えて離陸直前の状態だった。このときに座席の上の棚の荷物から煙が出てきたのだ。その後カバンは燃え上がり、付近の乗客は逃げるなどの騒動となった。
幸いなことに女性乗務員がミネラルウォーターで燃えた荷物に水を掛けて消化し事なきを得た。荷物と棚が燃えたこと以外は大きな被害は無く、乗客はほかの飛行機に乗り換える羽目になり、出発が3時間ほど遅延。
航空機会社側は「カバンの中に携帯電話などを充電するためのモバイルバッテリーから出火したものと思われる。乗務員が適切な方法で火を消して対処した」とコメント。
これが機内持ち込みの手荷物では無く、スーツケースで預けていたら貨物室が火災になっていた可能性もある。
最近ではリチウムイオン電池を利用した予備バッテリーは気無い持ち込みとなっており、預けることができない。