【簡単に説明すると】
・マレーシアの学校で誕生日の生徒をリンチする行為が大ブーム
・大勢で取り囲み誕生日の歌を歌い終わったら集団暴行
・動画撮影してSNSに拡散
マレーシアの学校で誕生日の生徒に対して複数の生徒が集団暴行するというとんでもない行為が流行っている。
マレーシアのメディアは最近ソーシャルメディアで中学生の誕生日パーティーの映像を紹介した。
セランゴール州シャーアラム中学校で撮影された約30秒の動画で、中学生8人が友人1人を囲んで誕生日のお祝いの歌を歌った。8人の生徒は歌を歌い終わると一気に取り囲み膝蹴りやほうきや棒で集団暴行。倒れたまま苦しむ学生の映像も映っている。
このような誕生日のお祝いはこの学校だけでなくほかの学校でも行われており、マレーシア中の学校でブームとなっている。誕生日を口実に集団暴行するというもので、いじめられっ子や目立たない子がターゲットになりやすいという。
ターゲットになった子は同意のもと行われるとしているが、事実上半強制的に行われている悪習と指摘されている。この悪習は過去に韓国で流行っていたものだが、それがマレーシアでも流行っているようだ。
マスコミはこの問題を学校側に問うと、中学校の関係者は「そのような伝統は学校には無い。ただ小麦粉を配り祝う伝統はある。私達もネットの動画が拡散後に見てその事実を知った」と回答。
学校関係者は「その学生と連絡が取れていた」としており、シャーアラム警察も「暴行されたという被害届けは出ていない」と述べた。
この問題の報告を受けたセランゴール州教育責任者は「事件を調査するよう当局に指示した。現在調査中であり、調査が終わり次第、状況をお知らせする」と述べた。