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警察が遺体の指を使いiPhoneのロックを解除しようとして問題に 死体のため認識せず失敗



【簡単に説明すると】
・警察が死んだ容疑者の指を使いロック解除を試みる
・見事に解除に失敗する
・iPhoneは生きている人の指でないと解除できない



アメリカのフロリダ州の警察が麻薬犯罪捜査のために死んだ容疑者の指紋を使いロックされたiPhoneを解除しようとして問題になった。

この行為に対して父親や多数のメディアが警察官の行為に対して正当な手続きがあるのかと議論になっている。

死亡した容疑者は3月23日に、パトカーから逃走する際に警察によって射殺された。容疑者は麻薬取引と関連の疑いで追われていた。

その後、警察は麻薬取引の捜査のために容疑者の遺体が安置されている修道院葬儀場を訪れ、死亡した容疑者の携帯電話に麻薬取引に関連する証拠があると睨んだ。

令状も無く死亡したフィリップの指でiPhoneのロックを解除しようとしたところ、見事に解除に失敗した。

iPhoneの指紋認証は指紋を読み取るだけではなく、利用者の皮膚から発する微細な電流を検出する静電認識を採用している。つまりこの認証方法は、生きている指のみ認識が可能で、死んだ人の指や切断された指の認識は難しいというよりほぼ不可能に近い。

ただiPhoneではなく、単純な指紋スキャン方式の場合は別で、死んだ人の指でも読み取ってしまう。

警察関係者は今回の事件について「死亡者のプライバシーは憲法保護に適応されない」と述べた。したがって警察はモラルに反することになるが、法的責任に問われることはない。

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