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日大アメフト部の内田前監督と井上コーチが緊急会見 「怪我させてこい」とは言ってないが「潰してこい」は言った



【簡単に説明すると】
・日大アメフト部の内田前監督と井上コーチが緊急会見
・冒頭で謝罪
・「怪我させてこい」とは言ってない



日大アメフト部の反則タックルを受けて、5月22日の14時45分に加害者選手の宮川泰介選手が会見を行ったが、5月23日の20時に内田正人前監督と井上奨コーチが会見を行った。

弁護士も同席しており内田前監督がマイクを取り「一連の問題につきまして関西学院大学の方、お父さんお母さんに対しましては誠に申し訳ございませんでした」と謝罪し頭をさげた。
「そして昨日会見をしました宮川君の気持ち、私としましても申し訳なく思い、指導者としても申し訳ございませんでした」と関係各所謝罪した。なお関西学院大学の読みは「かんせいがくいん」と正されている。続いて井上コーチがマイクを取り関係各所に謝罪し頭をさげた。

質疑応答
―― 誰の指示で起きたことなのか改めて教えてください。
内田 私の指示ではございません。フィールドで起きたことなので。
井上 監督から「クォーターバック(以下、QB)を怪我させてこい」という指示はございませんでした。「QBを潰してこい」といったのは事実です。

―― QBを潰すので僕を使ってくださいと言ってましたが宮川選手は嘘をついていると?
井上 いえ、そうではなく実際僕が潰してこいと言った経緯はありまして、彼は試合にでていなくてそこで「QBを潰してくる」という覚悟で言いました。

―― どうして危険タックル後に呼び戻さなかったのか?
内田 正直プレイをあまり見ていなかった。あれよあれよという間に進んで行った。

―― 「やらなきゃ意味ないヨ」は何を指してるんですか?
内田 それは言ってないです。

―― 彼のプレーを指示しているという認識ですか?
井上 怪我させるのを目的とはしていません。ただQBを潰してこいとは言いました。
井上 彼凄く優しい子でして、必死にやってほしかった。フットボールを。自分から行ってほしいなと。

―― 井上コーチだったら同じ指示されたら?
井上 僕だったら……わからないです。

―― 「相手のQBと知り合いなのか? QBが怪我で出られなくなったら得だろ」と言ったそうですが
井上 QBが潰れたら損とか得とか言ってません。それが目的じゃないので。

―― めざましテレビでチームの方に話を聞いたら「怪我をさせろ殺せ」という話がありましたが如何ですか?
内田 「殺せ」という言葉は昔は使ってました。40年代、50年代我々はそういうことを言われて来ましたがそういうことをやってきませんでした。

―― 週刊文春で試合の直後の音声の一部が公開されており、関西学院大学を批判する内容ですが
内田 ビデオを見ないとどの程度かわからなかった。どのくらい酷かったのかも分かりませんでした。

―― 「できなかったじゃ済まされないぞ」と発言していますが
井上 彼が重圧を受けて本当に目の前が見えなくなったのかなと思っています。

―― 1プレー目の反則をみたのですか?
井上 見ました。彼を試合にまだ出したい、プレーをやらせたいと思って。

―― 関西学院大学との定期戦が無くなってもいいとはどういうことでしょうか?
井上 言った覚えがありません。過激な発言をしたとは思いますが定期戦が無くなっても良いとは言ってません。

―― ミーティングで「事実をねじ曲げて公表するしかない」と言ってたそうですが
井上 そのようなことは言ってません。

―― 関西学院大学を弱体化させるために宮川選手を使ったんじゃないですか?
内田 そういうつもりはないです。

―― 監督は宮川選手とどれくらいコミュニケーション取れてたのですか?
内田 ほとんど取れていないと思います。

―― 宮川選手の発言を否定していますが彼の指導を間違っていたということでしょうか?
井上 いえそういうことではありません。
―― となると「相手選手を怪我させると得がある」という発言は事実では?
井上 実際熱が入っていて得とか損とか言った覚えてなくて……。
―― 宮川選手はそういう認識をしたということで?
内田 ルールを守るというのは絶対条件。言葉がどう変わろうとルールは逸脱しない。伝達とかそういうものではない。
―― ルールを逸脱した行為が問題ということで?

―― ベンチに戻って来るときに頭をポンポンしてたのはどういう意味ですか?
井上 彼も興奮してたので脱いで落ち着いておけということです。結構タッチするんですけど。
―― 「よくやった」という意味でのねぎらいではないんでうすか?
井上 頭のタッチはよくあることでねぎらいとかではないです。

―― 「相手のQBが怪我をしたら得だろ」と言ってますが重要なのは損得ではなく「怪我」という言葉だと思います。
井上 負傷させることが目的ではないですが、過激な発言をしたのは事実です。「怪我」という言葉を使ったか使って無いかは覚えてないです。

―― 昨日の宮川選手の会見をどのような気持ちで見ていましたか?
内田 繰り返しになりますが、負け越しのチームを持っていて突っ走った結果が甲子園の優勝。そこの中で疲労があったのかなと。
井上 彼と一番密に接していたので複雑な思いでした。それしか表現できないです。

―― 宮川選手を守るべき会見を早い段階でやるべきだったのは?
内田 我々の初動のミス。出向いて謝罪してから皆さんにお話するのが筋かなと思いまして。
―― 井上コーチは謝罪したい旨を監督に伝えたのか?
井上 いえ、伝えてません。

―― 彼はもうアメフトすることはないと言ってましたが。
内田 我々が説得して戻ってきて欲しいです。

―― 2人の長いアメフト人生であの日はどのような試合でしたか?
内田 僕の責任ということで言ったのですが、守り切れなかった。やはりあのフットボールの携わっている人に大学、社会人高校、中学のフットボールを応援する人に対してマイナスというか、そんな流れになり責任を感じている。
井上 関西学院大学のQBに対しても宮川選手に対しても僕の指導方法というか未熟さでああなってしまった。

※画像はAbemaTVより

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