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大学生が「世界中の子どもの夢を繋ぐ」を名目に旅費とカメラ代80万円をネットからカンパ → 不正発覚で企画取りさげ


先日取り上げた京都橘大学の学生が世界一周するというプロジェクト。その活動内容は数々の国を渡り歩き、スケッチブックの裏に夢を書いて貰いそれを翻訳、そしてそれを持って他の国へ渡り歩き繋げていくというもの。しかしこのプロジェクトは前回記事にした時点で物議を醸していた。

旅行に必要な費用は、カメラ機材代込み込みで合計159万1970円を必要としている。一部は貯金も出しているようだが残りの80万円はカンパの協力をお願いしたいとしている。クラウドファンディングの『CAMPFIRE』により出資を募っており、最終的に13万8500円が集まったが募集締め切りまで40日以上を残して、プロジェクトオーナー(大学生)によりプロジェクト中止となった。

プロジェクト中止の理由は不正の発覚にある。クラウドファンディング企画ページに使われていた写真は実は他人の作品だったのだ。そのコピーライト部分を見えない様にして掲載し出典元も記していなかった。厳密には2枚目の画像のみはコピーライトが表示されていた。

それだけが原因ではなく、ネット上で批判されていたことも挙げられる。
また卒業後は関西で小学校教諭になるとしているが、現在3年生の彼女は採用が決まることがありえないとのこと。彼女はそれを知らずに小学校教諭になりたいと思っていたのだろうか。

企画が取りさげられたページには次の様にメッセージが公開されている。

DREAM 企画を見てくださった皆様
今回、様々な方からご指摘をいただき自分の考えの甘さや未熟さを痛感いたしました。
この企画は子どもたちの夢をつないで少しでも子どもたちの未来の選択肢が増えてほしい、子どもたちが笑顔になってほしいという思いで立ち上げたものです。成果が目に見えるものではなかったり、内容がわかりにくいものであったために皆様に不信感を抱かせてしまい、申し訳ありませんでした。企画を続けることで皆様にご迷惑をおかけする可能性があると判断し、取り下げることにいたしました。
応援してくださった皆様、支援してくださった皆様、ありがとうございます。素直なご意見、ご感想、ご指摘をくださった皆様、ありがとうございます。皆様にご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。

プロジェクトオーナー 田中友紀子

DREAM企画の取り下げについて



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