中国、黒龍江省ハルビン市にて長年活動してきた偽物の救急車が警察により摘発された。
警察400人が動員され取り締まり、不法救急車が検挙され容疑者24名が警察に逮捕された。
これら容疑者はハルビン市一帯では偽救急車を不法に独占し一般の救急車よりも高い値段を請求していた(中国は救急車が有料)。
移送中に患者が死亡した場合は車と止めて、遺族に追加料金を要求もしていた。容疑者らは遺族に「この車は救急車であり霊柩車ではない、もっと金が欲しい」と要求していたという。
容疑者らメンバーは徹底した分業体制で数年間ハルビン市一帯を独占的に偽物の救急車で運営してきた。
救急車は一般の車を不法改造したもので20台ほどあるという。
市民からはこの偽物の救急車は「黒い救急車」と呼ばれていた。