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日本が輸出規制している半導体材料であるフッ化水素 「重要な原料は日本産」





韓国メディアは18日になりこぞって「韓国企業が半導体材料を中国に大量注文」と報道し日本からの依存を脱却すべきだという記事を報じている。

注文が殺到した中国山東省の企業はストップ高となっている。韓国のどの企業が中国に発注したのかは明かされていないがかなり多くの企業が中国企業に発注しているという。

その記事によると「韓国企業は日本に代わる調達先として中国を選んだ」としている。

しかし別の今朝公開された別の韓国メディアではこの中国企業からの輸入に対して懸念を示している。

森田化学工業、ステラケミファ、住友など100年の歴史を持ち、数十年フッ化水素などに集中投資している、
中でもステラは業界で最も優れた精製技術を独自に開発し99.99999999%の高純度生成に成功している。

韓国の業界関係者は「日本の素材・部品メーカーは、100年の歴史を持っており長い期間、政府の政策的な後押しを得て研究開発された結果、グローバル業界を牛耳っている。サムスン電子とSKハイニックスが素材の国産化テストに出たとしてもすぐに日本企業のレベルを追うのは難しい」と述べた。ましてや中国産素材が日本レベルの高純度生成に成功するのは到底難しいという。

また皮肉なことにこれらの素材メーカーは韓国に工場を持っている。しかし日本政府の許可無しにフッ化水素などを持ち出すことはできない。

韓国の中小企業は焦って中国企業に注目しているが、サムスンなど大手企業は妥協を許さないためどうしても日本の素材を手にしなければならない。

また中国99%純度と日本の99.99999999%とでは、微々たる数字に思えるが、その誤差0.99999999%だけで純度が10倍以上も異なることになり、製品の故障に繋がる。

また、脱日本を行い中国産フッ化水素を使用したとしても優遇措置されているわけではないので、現状の日本と同じである。

韓国メディアも「中国産は純度が低い」と報じているところもあれば「中国山東省の化学企業は複数回のサンプルテストを経て韓国企業からの品質を認められた」と報じているところもある。脱日本しない気持ちが先走っているように思えてしまっているのだが……。

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