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アップルが発表した新型『MacBook』のCPUがしょぼいと話題に 本当に“買い”なのか?


日本時間の3月10日午前2時から行われたアップルのスペシャルイベントで新型『MacBook』が発表された。噂では『MacBook Air』と言われていたがAirではなく通常の『MacBook』という名で発表。ProでもAirでもないのだ。

12インチのディスプレイに13.1ミリ、920グラムという小型化に成功した新『MacBook』。しかもファンレスだという。SSDは256GBで上位版は512GBになるという。『MacBook』の予約開始は4月10日からだという。

しかし、この『MacBook』のCPUがしょぼいと言われている。搭載されているCPUは『Core M』というプロセッサーで、従来の『MacBook Air』でさえCore i5だったのに対して、このCore MはCore i3以下の性能のプロセッサーを採用している。アーキテクチャーこそ第5世代に進化しているものの、速度が速くなったというよりも、省電力設計されたのが第5世代のBroadwellである。
どうやらターゲットはカフェでテキスト編集する人や、膝の上でネットサーフィンする人のようだ。そういう人は動画編集や3Dグリグリのゲームは必要無いわけでたまに動画を見ることができたら良いという程度。当然TwitterやFacebookはCore Mでも十分である。また動画再生はGPUのIntel HD Graphics 5300の支援もありフルHD動画くらいは見ることは可能だろう。

CPUパワー順に並べると次のようになる。

Core i5>Core i3>Pentium>Core M>Celeron>ATOM
ソース:http://ascii.jp/elem/000/000/949/949432/index-3.html

CleronやATOMよりかは性能が良いが、Core i3やPentiumよりかは劣るようだ。こちらクロック周波数は1.1Ghzからとなっている。

普段iPadを持ち歩いている層をターゲットにしたようなスペックである。しかし1299ドルや1599ドルとなると割高感がしてならない。この性能で10万円を切るWindowsマシンが山の様にあるだけに驚きもあまり感じられなかった。驚きと言えば薄さくらいだろうか。
ちなみにWindows機では3年以上も前から11ミリクラスのUltrabookがリリースしており、CPUもCore i7を搭載している。
USB TYPE-Cも2つは付けて欲しかったところで、過去のUSBやUSB2.0機器を使いたい場合は別売りの周辺機器を差し込まないと行けない。
アップルからしたらファイルの転送も全て無線でやりとりしろという提案なのだろうが、使わざる得ないときもある。
薄くしたばかりに周辺機器が必要とは本末転倒ではないか?

新型を待っていた人もこれではCPUがボトルネックになってしまい買い控え、またはAirやProを購入してしまう人が居そうである。
アップル製品というのは次の世代に凄い物を出してくるので今回がダメでも来年にはもの凄いCPUをのせてくるかもしれない。

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