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韓国の高速鉄道「ヘム」時速420kmのはずが220kmも出ず しかし600km級の新たな鉄道も開発中


韓国の高速鉄道「ヘム(해무)」が予定していた速度に届かなかったことが明らかになった。

韓国の高速鉄道「ヘム」は2007年から開発されており、昨年のテスト走行では421kmに成功。来年には開発が完了する予定だったこの「ヘム」。ソウルから釜山まで1時間半で繋ぐことが出来る夢のような列車。今まで2時間半程掛かっていたので大幅な短縮となる。

しかしソウルと釜山のテスト走行を行った際の所要時間は1時間54分で、停車駅も2駅、前の列車は無いと言う最適な条件下の元で行われた。しかしこのときの平均速度は219kmにとどまったようだ。専用のインフラを整えていなかったのが原因としている。高速鉄道用の線路を設計し整備しなかったのである。

日本では新幹線専用線路が設計整備されているが、そういうところから行われて居なかったようである。速度を350km以上に伸ばすには線路の改良、そして当然ながらソウルから釜山を繋ぐインフラを整え直さなければいけない。
しかし「ヘム」は2014年12月から2015年1月の間に450kmまでの増速試験をすると発表。この試験が成功した場合は日本の最高速度である441kmを超えて3番目の高速鉄道となる。

既に1100億ウォンが投入されている「ヘム」だが、仮に専用線路が必要となれば6700億ウォンが必要となるようだ。
これに対して「天文学的な税金を使用した無駄な事業が全く制御されないまままだ継続されている」とコメント。
しかしながら韓国ではこれを超える超高速鉄道を開発中で時速は600km級だという。

速度ばかりでなく安全面にも目を向けて欲しいところである。

韓国高速鉄道「ヘム」の時速219㎞とどまり



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