韓国憲法裁判所が27日、「韓日慰安婦の合意」が違憲審判の対象ではないと判断した
。この合意が国際法上条約というよりも、「政治的合意」に近い見方があるとしているようだ。憲法裁判所は、日韓慰安婦の合意が請求人ら賠償請求権など法的権利には影響を与えないという趣旨で判断した。これで、韓日両国政府は年末に入り、辛うじて設けた対話を続けることができるようになった。
憲法裁判所は、「政治的合意は、それによって国民の法的地位が影響を受けないため、これを対象とした憲法訴願審判請求は認められない」と述べた。続いて「韓日慰安婦合意を通じて慰安婦被害者の権利が処分されたり外交的保護権が消滅したものと見ることができない」と付け加えた。
元慰安婦のカンイルチュル(91)、イ・オクソン(92)らは今回の憲法訴願に参加した。この日ナヌムの家生活館リビングでは釜山出身イ・オクソンと同じ名前の大邱出身イ・オクソン(89)おばあちゃんがTVを通じて憲法裁判所の決定を見守った。いわゆるパブリックビューイングだ。裁判所の決定に対して「無効な合意だ!」と声を挙げまた、「韓国大統領朴槿恵が間違っていた。日本の人がお金を持ってきておばあちゃんたちに配って口をふさごうとした。しかしそれは許されないことだ」と不当性を強調した。
このニュースに対して多くのコメントが付いており「おばあさんたちも朴槿恵もお金でももらってきた」、「後ろで操縦する子たち、ご飯が途切れて太るのか」、「感性と理性を区分して判断した憲法裁判所の判断を尊重します」、「文在寅に騙されて、再交渉するように必死だが、今になっては再交渉もできない慰安婦は文に利用されて捨てられただけ」、「誰がなんと言っても、朴槿恵大統領の合意が最も合理的で文在寅の合意破棄は祖母を利用した政治である」このように数多くのコメントが書かれている。